2006/01/21

コンサート

 友達がピアノとヴァイオリンのコンサートに誘ってくれた。前もってもらったプログラムによると、子供でも楽しめそうで、しかもJPでも知っていそうな曲ばかりだったので、4人揃って出掛けた。アルビ市のメディアテックは、数年前にできた現代的なガラス張りの建物で、玄関ホール脇の開け放たれた一角で、いきなりコンサートが始まった。

 無料コンサートだったので、誰でも来て良いしいつ出て行っても良い。でも、途中で出て行く人はほとんどいなかった。とても楽しいコンサートだった。ヴァイオリンは私よりもひとつ年上の女性で、かなり軽装だった。クラッシックのコンサートというものは、演奏する側もドレスを着ているものかと思って、一張羅を出して行ったのだが、その必要はなかったかもしれない。どうせJPはいつものセーターだったし。。。

 テーマが「映画」だったので、チップリンの「モダン・タイムス」や、ジャック・タティ「ぼくのおじさん」、オードレイ・トトゥが出た「アメリ」の曲もあったし、ショパンやチャイコフスキーなどの有名な曲の中から、映画やコマーシャルに用いられた馴染みのある曲もあった。
 例えば「007のテーマ」は、チャンチャカチャンチャン、チャンチャンチャン。。。や、ターラッティラーッタラッター。。。など、普段トランペットで出すような音も、ちゃんとヴァイオリンとピアノでやってもらえたので、すごく愉快だった。

 ほう、こんなテクもあったのか。。。と感動した。やはりプロは違うよなあ。

 プロのテクは、2弦を同時に弾いたり、半音ずつじわじわっと上がったり下がったりする「音程がずれているような、不愉快な音」(淋しい映画や恐い映画の音楽かな?)もあって、ノエミが「なんだ、これ私もやってる」などとつぶやいている。

 ちがうってばー。

 踊るように楽しそうに弾くヴァイオリニストを見て、ノエミの目が輝いている。拍手喝采を受けるヴァイオリニストに尊敬のまなざしを飛ばしながら「私も、頑張ろう」と言っている。

 よしよし

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