2007/06/30

弟の誕生会

 JPの下の弟が、30歳になった。なんだ、わたしと10歳違いだったのか。そういえば始めて会ったとき、高校生だった。JPにはすぐ下にもう一人弟がいて、こちらには子どももいる。夏休みに家族でうちに来て、自宅の改修工事を手伝ってくれる予定になっている。

 JPの弟の誕生日《だから》義父母といっしょに我が家に来て、お誕生会をしよう、と、義母の提案。
ピザとフォアグラを持参するとかなんとか言っている。
じゃ、お昼はなにも用意しないよ。いきなり来ると言われても、冷蔵庫は空っぽ。JPが慌ててワインと、小麦粉とバターと卵を(もちろんケーキを作るための)買いに走った。

 わたしたちが野菜を買っている農場で卵を産ませるために飼っていたニワトリが、歳をとって来たことと、それからあまり卵を産まないという理由で、農場では預からないことになったそのニワトリを、取りに来てくださいと電話があった。
「ニワトリ連れて来たって、うちには猟犬がいるんだから飼えないじゃないの」
「ニワトリはもう殺されて、羽もむしられて、食べられるのを待ってる。弟の誕生祝いにぴったりだ」
JPがわたしを横目でみる。こういう会話は子どもがいないところでひそひそと交わされる。子どもたちはニワトリに名前をつけたりして、かわいがっていたので。。。ううう、食べたくない。。。

 JPがニワトリを取りに行っている間、わたしとゾエは幼稚園の庭で、小学校と幼稚園の教職員を招待しての、保護者会主催お別れ会に出席した。園庭でアペリティフが振る舞われた。料理が得意なパトリシアに《プロポ》の作り方を習った。
「プロポは暑い季節の料理じゃないよ」
わかっちゃいるけど、ニワトリがやってくるんだよお。
ニワトリの料理について聞いていたら、ほかのお母さん仲間が集まって来て、それぞれが《我が家のプロポ》について語り始めた。
わたしは結局パトリシアの作り方を見習うことにした。

 若鶏 一羽 約1.5キロ
 野菜(ニンジン、タマネギ、ニンニクなど)

それだけを水から。煮込む。約三時間煮込めと言われた。

 お昼。学校のアペリティフから戻ると、ノエミとJPがヴァイオリンのレッスンから戻って来ていた。そろそろ義父母もピザを抱えてやって来る頃。しばらく待っても来ないので、弟の携帯に掛けたら、トゥールーズのデパート内のレストランで、食事しているなどと言う。エエー?ピザはあ??

 JPと母親の意思の疎通。(よくあるので腹も立たず)ピザは夜ということになったので、わたしたちは遅くなった昼食を簡単に済ませ、わたしは家の掃除をした。

 掃除が終わった頃にやっとみんなが到着。JPとノエミとわたしは自転車で、その他のメンバーは自動車で、観光名所といったらここしかないってことで、炭坑あとのキャップデクベートに行った。
 帰って来てから、義父とノエミが二人でケーキを作った。

  土曜日の夜はピザを食べた。フォアグラは義母が自宅に忘れたらしいので、トゥールーズのデパートで買ったサーモンも食べた。ノエミがおじいちゃんと作ったチョコレートケーキがデザートだった。
 
 夜、JPの招待により、義父と義弟とJPとわたしの四人は、カーモーの北の公園で行われていたミュージックフェスティバルに行った。森の中にある音楽堂で、東ヨーロッパから来た5人グループ《ブラッチ》のコンサートだった。アコーディオン、ギター、ヴァイオリン、クラリネット、コントラバス。演奏も歌もやる。舞台の周りでは踊っている人たちもいて、とっても楽しかった。

 《プロポ》はJPが一人で用意して、次の日曜日のお昼に食べた。とってもおいしかった。



 

2007/06/29

靴がボロボロ

 6月25日(月)に予定されていた、最後にして四回目のサイクリング・ボート実習が、暴風雨のため中止になった。先生方と食べるために用意した10人分のピザは、夕食に回されることになった。

 26日(火曜日)学校の会議。
この前のお祭りの反省と、夏休み前に開かれるPTAのピクニックについての話し合い。
去年孤独で緊張続きのピクニックにしてしまったので、今年は参加しないことにした。

 27日(水曜日)マイリスの誕生会。
ノエミのクラスのマイリスが、誕生会に招待してくれた。ご近所だと思って歩いて行ったら、ずいぶん遠かった。
「せっかくここまで来たのに、連れて帰るのもかわいそうでしょ。」
と言われて、ゾエもお姉ちゃんたちの誕生会に加えてもらった。
お庭に木造のかわいいままごと小屋があり、ゾエは一人でままごとをして遊んだらしい。
子ども達がいない水曜日。6時までのんびりできた。

 28日 (木曜日)学校の前のジャン・ジョレス公園に、放課後クラスの友だちと集まって、おやつを食べた。火曜日は暴風雨だったので、木曜日に変更して正解だった。大きな雲がものすごい早さで移動した一日。
がんがん暑い時間と、曇り空で寒々しい時間が、めくるめく速さで一日中カーモーを駆け回った。

 29日(金曜日)徒歩で遠行
 8時半に約50名の小学五年生たちが学校の前でバスに乗った。
わたしはラッシェルと二人、自動車でバスのあとを走る。
ポンペロンまで約20キロ。あっという間に辿り着いた。

 バスを降りるといよいよスタート。
 ポンペロンから学校まで、車の通らない林の中や、川のほとりを、歩いて帰る。途中でピクニックをしながら。
休憩場所が5カ所ぐらい指定されていたので、わたしとラッシェルは自動車を先に進めて、休憩所で子ども達を待つ。50人の引率に、徒歩での引率を申し出た保護者はひとりだった。
 アンドレアのお母さんはサイクリングでの自転車引率にもずっと参加していた。それを知ってるわたしも、じつはずっと自動車で参加している。来年まだ体力があったら、自転車と徒歩で参加するつもり。。。あ、そうか、来年は我が家には小学生がいないんだ。よかった。。。ゾエが小学5年生になった時、わたしにまだ体力が残っているんだろうか。

 ポンペロンからカーモーの学校まで約20キロ。ノエミの靴底がすり切れて(もちろん、左足の内側のみ)、途中からわたしの靴を履かせた。同じサイズでラッキーだった。子ども達は丸一日、つまり、朝の9時から夕方の4時半まで歩いたことになる。脱落者は3人。頭が痛い、足が痛いなど。学校についたらかなり元気だったけど。

 ノエミはその晩、アルビでヴァイオリンのコンサートに出なければならなかった。
アルビの音楽学校は、カーモーに較べると三倍ぐらい人が多く、ピアノでもヴァイオリンでもレベルの違いは明らかだった。聴きに来る人たちのセンスや、姿勢や、音楽に対する知識もまるで違う。プロになると決めている子どもがたくさんいて、プロ並だったという親もたくさんいる。
 そういう雰囲気の中、ノエミは間違いもせず、堂々と自信を持って演奏できた。先生や視聴者にも、ずいぶん褒められた。
日本人の友だちが二人、自分たちの子どもを伴って来ていた。まりさんもひろこさんも、ノエミがこんなに上達して、驚いていたみたいだった。ふふふ。ははは、鼻が高かったのである。

 あっという間の一週間だった。

2007/06/25

ちょうちょになった、ゾエ




ちょうちょになった、というよりは、顔に巨大ちょうちょが貼り付いた、という感じ?

Papillon : Zoe



Pendant la fete de l'ecole, Zoe a eu le maquillage de papillon fait par Papa de Hidalie.
先日の学校のお祭りで、イダリ−のパパから、顔にちょうちょの絵を描いてもらいました。

2007/06/24

Sauveterre de Rouergue



Sauveterre de Rouergue (ソーヴテー・ドゥ・ルーエーグ)という町で中世のお祭りがありました。
このかっこいいポスターに魅せられて、ちょっと遠出してしまいました。
中世の面影を今も残す建物に囲まれた、中世のままの小さな広場で、騎士たちの格闘を見物しました。
途中大粒のあられが叩き付ける中、騎士たちは重い剣をふり回して。。。迫力ありました!!

Fete des chevaliers Sauveterre de Rouergue 12800



 当時の面影を残す石畳の町。騎士やお姫様に仮装した人たちが、至る所で見受けられました。
中世の製法でナイフなどを作る鍛冶屋さん、革細工のお店、木靴屋さん、その場で編んでくれるカゴ屋さんなど。そのほかに、中世と同じ丸焼きのブタを食べられる「中世 居酒屋」、焼きお菓子などを売るお店が出ていました。広場に設けられた受付では、ビロードの美しいドレスを着たお姫様たちが、パンフレットを配っていました。現代のユーロと当日使われていたようなコインに換金したものを、皮の袋に入れてもらいます。そのコインでゲームをしたり、お菓子を買ったり、陶器や革製品を買うことができました。


une autre fete que nous sommes alles l'annee derniere.

去年行った、べつな町での中世のお祭り

La defile du Roi et de la Raine

Fete des chevaliers

2007/06/21

春の朝市

なんでも食べる週間


 

 野菜を食べない子どもが多いらしい。
学校では、栄養士さんが来ての食事に関する特別会議が行われた。
全国規模にすると、子どもの肥満が急上昇とのことで、太めの子どもたちは個人指導も行われた。
中学生以上になると拒食症なども多いので、「太っているから危ない」ということではないらしい。
いくら食べても太らない子どももいるし、太りやすい子どももいる。

学校には保健室もない。毎年毎年の定期健康診断もない。
多くの子どもはお昼に自宅に帰って食べる。
食堂に行っているからといって、バランスの取れたものとは限らない。
食堂ではできるだけ安く、配膳に便利な食事を選ぶことだってあるので、メニューを見てびっくりすることもある。
フルーツサラダだって缶詰の甘いのだし、コンポートだって市販のだから、うちの子たちには甘すぎる。「今日はアイスクリームだった」と言って喜んでいることもある。嫌いだったからパンだけ食べた、とか。。。
 親が気をつけなければならない。

 金曜日の朝市に、子どもたちは先生と出かけて行って、見たことのない野菜や、好きな野菜、一度食べて嫌いだった野菜、などなどを買って帰って来た。そうして、先生がすぐに茹でたり炒めたりして、教室でみんなで食べた。

 写真のアスパラガスはわかるけど、あとの二つはなんだろう?
ジャガイモ?

2007/06/17

Monちっちのひ


 

 お祭りの翌日だったので、11時まで寝てしまった!!

 ゾエは幼稚園で「お父さんに捧げるポエム」を習い、天井から吊るすかわいい飾りも作って持ち帰ったので、かなり余裕。

 ノエミは、「しまった、パパにプレゼント用意してない。」と大慌て。お財布もって隣のパン屋さんに走る。
ノエミはいつもお金を大量に隠しているオンナ。いざという時には、隣のパン屋さんに駆け込んで、コーヒーカップに入ったチョコレートセットやら、かわいいリボンの掛かったハート形ボンボンなどの「贈答品」に大枚をはたき、その場しのぎでぎりぎりセーフ、金に任せて「ありがとう」と言わせることのできるオンナだ。(うらやましい)
 が、しかし、父の日は日曜日で、うちの隣のパン屋は(なぜか)日曜日はお休みなので、ノエミは「お金がなかったわけじゃなかったんだけど、プレゼント買えなかった」としょんぼりするはめになった。「前もってやっておく」ということのできない面は、わたし譲りかねえ。


 わたくしは、《母の日》に自転車とヘルメットを買っていただいた手前、ちょっと奮発してあげたかったけれども、準備もしてなければ、お金も貯めてない。ああ。。。いいの、いいの、わたしのおとーさんじゃあないしっ。おとーさんには線香一本にした。

 さて、《父の日》とJPのお誕生日(3月8日)定番の《贈り物》と言えば《ケーキ》しかない。

じつは前もってどのケーキを作ると決めていなかったので、材料が揃わない。
「レモンが残っていたな。レモンクリームケーキを作ろう」と思ってレシピを見たら、「レモンクリームケーキ」なのに、オレンジの皮が要ると書いてある。くやしー。仕方ない。オレンジの皮はなし。
 レモン汁とお砂糖とお水をドロドロなクリーム状にするために、コーンスターチが必要とある。ないない、どこを探してもなーい。仕方ないから、いちかばちかで《片栗粉》で代用。なかなかのでき。料理には勘と運がモノをいう。
 レモンクリームの上に、メレンゲをのせて、焦げ目をつけなきゃならない。でも、卵を泡立てる前に砂糖を放り込んでしまい、卵はメレンゲにならない。あああ。。。味にも自信ないのに、見た目も悪かったらどうする!?

 ケーキを作っている間に、メインを作る時間がなくなってしまった。ご飯だけは電子レンジですぐに炊ける。
悪いけど、チャーハンで我慢してもらう。そのかわりデザートあるから。。。

 食事の直前に、ゾエがわがままを言って、父JPに叱られてた。
「パパ、そんなに意地悪なこというんだったら、プレゼントあげないよっ」と叫んでいる。
パパはクリスマスにも誕生日にも「おとなしくて聞き分けのある娘をください」とお祈りしていた。子どもたちの前で。
「ちちのひ」にも、やっぱり一番欲しいものはもらえないようだ。気の毒。

しんとした食事。むすっとした食事。テーブルにお花も飾らなかった。
デザートの時間で一気に盛り上がる。
ノエミが急ぎ描いたデッサンと、走り書きした《ジュテーム》を取りに行く。
ゾエは、「いい子にしなかったら返してもらうよっ!」と言いつつ、幼稚園で作ったプレゼントを取りに行く。そして、戻って来てから暗記したポエム。

 パパ(ちゃんと題も読む)
手は、パパにふれるため
腕は、パパを抱きしめるため
あしは、パパのところにまっすぐかけていくため
声は、パパを呼ぶため
大きいハートは、パパのことをつよく愛するために
 大好きな パパ

家族の拍手を浴びて、ゾエがもじもじする。
「大好きなパパ」のところで、今度はしっかりパパを抱きしめた。

仲直りして、パパも欲しかったものが手に入った。

とりあえず、わたしも救われた「ちちのひ」だった。
ケーキも大好評だったし。

2007/06/16

学校のお祭り ケアメス

いよいよ待ちに待った学校のお祭りっ!!
 PTAの会では、数ヶ月前からこの日のために準備してきた。当日は朝10時から市役所から借りたテーブルだしなどの準備。うちの冷凍庫も前日から空にして、当日のアイスクリーム屋さんのために控えていた。

 子どもたちは親に連れられて午後2時頃集まってきた。入り口で2ユーロの《パスポート》を買わなければならない。このパスポートを持って、トロティネット(片足でこぐ三輪車)のコース、(金魚釣りならぬ)アヒル釣り、ボーリング、福笑い(もどき、ここではピエロの顔)、電気仕掛けで触れると音がする迷路や、水鉄砲でろうそくの火を消す《消防士》というゲームなどなどが楽しめる。一周してパスポート全部のページにはんこが押されると、プレゼントと交換してもらう仕組み。

 無料のだれでも参加できる《アトリエ》もある。
お化粧のコーナーは毎年ものすごい行列。ゾエも、顔いっぱいにちょうちょを描いてもらった。髪の毛をセットしてもらうコーナーでは、本物の美容師さんのすご技が見られた。カラー砂絵、折り紙。折り紙のスタンドのところには、母親の会の一人に切って来てもらった竹を立てて、そこに、前日夜中まで掛かって用意した動物などの折り紙を、ぶら下げ、七夕飾りのようなものを作った。

 折り紙を担当する、相棒のリリアンはコンピュータ技師で、《PTAの会》に珍しい四人の男性のうちの一人。折り紙をやるのを不安がっていたので、前もってインターネットで《折り紙クラブ》というサイトを紹介してあった。このサイトではアニメーションで折り方を勉強することができる。自宅で数週間前から特訓したそうだ。

 ゲームとアトリエは6時半に終了。後片付けと、テーブルだしの間、伝書鳩を飛ばす催しもあった。校庭から放した30羽-50羽の伝書鳩は、子どもたちの頭の上を三回転したあと、20キロ離れた鳩小屋に戻って行った。
 鳩を用意してくれたおじさんが「急いで帰らなきゃ、鳩たちの方が速くうちに帰り着くから」と言っていた。
「出発点と到着点が違うのに、鳩たちは本当にみんな戻って来るんですか?」と思わず訊いてしまった。
でも、おじさんは大笑いして、「フランスのどこから飛ばしても、必ず、みんな、残らず我が家に戻ってくる!」と断言した。
「へえ〜どんな教育するんですか?」と訊いたら、
「教えてない。よくわからないけど、鳩の身体の中にそういう仕組みがあるんでしょ?なぜだか戻って来るんですよ」だって。
不思議だなあ。。。

 それが終わると子どもたちは体育館でダンスパーティー。大人たちは市役所からプレゼントされたアペリティフご招待。昼間子どもたちが遊んでいる間、大人たちは仮設バーで、ビールやワインを飲んでくつろいでいた。(1ユーロ)
 バーには子ども達のコーナーもあり、わたしが貸し出した冷凍庫から出されたアイスクリームや、飲み物、母親達が持ち寄ったお菓子を、0.5ユーロで買うことができる。普通お店のコーラは1.5ユーロぐらいで、ここでは0.5ユーロで売っていた。
 
 もうひとつ人気のスタンドは、《封筒》のスタンド。《封筒》を2ユーロで買う。その封筒の中には《テント》《ビーチパラソル》《長椅子》などの大きい物のほかに《鍋》《映画券》《プール入場券》《フラフープ》《水鉄砲》《たわし》《コップ》《バケツ》《ストロー》などなどとあり、書かれているものと交換してもらえる。とにかく何かが当たるという仕組み。 

 子どもたちは両親のほかに、ご近所の人や親戚、祖父母なども連れてきていた。アヒル釣りなどには参加しない大人たちが、この《封筒》をおもしろがって買っていた。ゲームには子どもならだれでも参加できるので、よその学校の子を連れて来た子もたくさんいた。折り紙などは大人でも大歓迎。

 夕食は前もって予約されていた食事で、前菜からサラダ、コーヒーまでのフルコース(大人は12ユーロ、子どもはただ)ワインとデザートもあった。

 夜の11時頃、やっとお開き。役員たちは遅くまで残って後片付けをしていた。 校庭の清掃には、月曜日の早朝に、市役所の清掃車が回って来るので、わたしはだいたいのところで切り上げた。(去年は最後までいて夜中過ぎたからねえ。。。)

 ケアメスの収益金は、ロトくじ会に引き続いて、すべて学校に寄付される。
ロトくじ会は、商店街からの寄付などがあるので、ずいぶん収益があるが、ケアメスは、仮説バーのレンタルや、アトリエやスタンドにも投資しているので、利益はあまり期待できない。でも、《楽しめればいい》ということ。

 楽しかった。

2007/06/14

インディアン村


http://perso.orange.fr/bisonnerie/


幼稚園のバス遠足にくっついて行くことになった。《引率保護者募集》という紙をもらった翌日、いつも遅刻する子どもを、叩き起こして、朝一番に出て行き《参加させてください》と申し出た。
 じつはここ数週間の連続《引率三昧》で、かなり疲労がたまっている。幼稚園のバス遠足なんだから、もっと保護者からの引率を頼んだのか、と思いきや、24人のクラスで大人は4人だった。担任、常勤のアシスタントが一人、保護者代表のわたしと、もう一人はクラスにいる頭脳障碍を持ったテオだけの、いつものつきっきりアシスタント、カロリンさん。

 どこに行くのか、よくわかっていなかった。。。
行き先の紙はもらったはずだったのに。。。
どこかの公園に行って、お弁当を食べるだけかと思ったら、なんとインディアン村だった。

ホームページはフランス語なので、写真だけ見てください。
http://perso.orange.fr/bisonnerie/


 数ヘクタールに及ぶ広大なインディアン村では、インディアンのテントがあちこちに立ち、そこでは工作や、陶芸などのアトリエのほかに、弓矢を飛ばしたり、輪投げをしたりの、スポーツをすることもできた。アメリカ大陸を開拓した《パイオニア》になって金探しをしたり、カウボーイのロデオをやったりもした。ゾエは振り落とされなくて、最後までよくしがみついていた。さすが我が子じゃ。
 インディアンの昔話や、インディアンがどうやって罠を仕掛けて動物を捕るか、動物の足跡を勉強する会もあった。わたしは、子どもたちといっしょになって、雨を降らせるインディアンの踊りや、インディアンのお化粧などもしてもらって、実に楽しい一日だった。フランスでは滅多に見られない《ビゾン(野牛、バイソン)》と、ラマがたくさん放し飼いになっていた。インディアンは野牛の皮や毛、骨などでありとあらゆる生活必需品を作った。弓はアキレス腱だった。 本当はバイソンのアキレス腱と骨と貝殻で作るインディアンの定番ネックレスを、子どもたちは台所でお肉を縛る紐と、マカロニと、ボタンに置き換えて作った。わたしは欠席したジャン・バティストの分を作った。樽の中に手を突っ込んで、中に入っているものを当てる《勇気くらべ》では、子ども達はおそるおそる手を入れて、真剣な顔で中のものを手探りした。入っていたものは、バイソンの骨、毛皮、貝殻、スポンジだった。みんなスポンジのところで悲鳴を上げていた。でも、みんな言い当てることができたので、《勇気のご褒美》として、色とりどりの羽をもらった。子ども達は帽子や髪の毛に羽をつけて、とっても誇らしげだった。

 一日中ものすごくよく晴れた日で、みんな真っ赤に日焼けして帰って来た。夜、ベッドの中で子どもと一緒にインディアンから習った《雨を降らせるおまじないの歌》を歌っていたら、いきなり雷がどーんと鳴って、暴風雨になった。!!すごい威力だ。ゾエが「雷ダーおへそを隠せー」と叫びながら「わたしってすごい」と言っていた。

 

2007/06/12

Sortie Voile

C'est la troisieme sortie pour les enfants. Pour moi, c'est la deuxieme, j'en ferai la troisieme dans quelques jours.
Il n'est pas facile a participer toutes les sorties, repondre a tout SOS des enseignants. Il y a des parents viennent pour les accompagner jusqu'au lac et repartent pour aller au travail. Quel courage. Mais sans cela la sortie tant attendue par les enfants sera annulee.
Quant a moi, je peux travailler la nuit comme maintenant ,personne pense que j'ai du travail, je sors presque tous les jours pour accompagner les enfants un peu par tout, mais ca commence a me peser lourd.... Je suis un peu fatiguee.

Pour une belle recompense, la pluie a cesse de tomber, le soleil brille, un peu de vent pour sortir les voiliers, la table de midi bien gatee, la salade de patate de Rachelle est delicieuse. Nous avons eu une visite d'un hydro-avion. Il est venu de Marseille pour un exercices de pompage d'eau au lac , avant d'arriver l'ete tout sec qui provoque les incendies. C'etait un spectacle manifique.

 前日は大雨だった。この10日ばかりの間、毎日毎日「いつ来るか」と待っていた暴風雨だった。夕方ノエミが「あられだ、あられが降ってるよおー」と叫んでいたのを聞いていたけれども、雨戸を開けて見た時には、あられではなくて雨が降っていた。

 前日の日曜日には、我が家から自動車で15分ぐらいのモネスティエという小さな村で、「ロバ祭り」というのをやっていた。わたしとゾエは車で、ノエミとJPは自転車でモネスティエまで行った。このロバ祭りには毎年行っている。去年は絵画コンクールでノエミとゾエはボンボンのセットをもらった。ゾエは羊の赤ちゃんに、哺乳瓶でミルクをあげた。
 そしてなんといってもメインはロバの背中に乗って村を一周するコースと、ロバに引かせた馬車ならぬ「ロバ車」で、村を一周するコース。子どもたちはそのどちらも体験した。わたしは「ロバ車」だけ。

 そして本日のサイクリングでは、朝8時半に学校を出て、10時半に湖に到着。ボート実習のあと、ご飯を食べて、1時半に湖を出発したが、遠回りをして、難しいコースを通り、またまたモネスティエまで行き、そこからUターンしてカーモーに戻って来た。4時に帰り着いた。子どもたちにはきついコースじゃなかったかと思う。
 ねんざ上がりのわたしだって、のろのろ運転はきつかった。(オートマじゃないから)
 
 さあ、明日はゾエの課外授業に出かけなくてはならない。買い物もしないと冷蔵庫が空っぽだ。そして、午後には《キョーカイ》の人に会う。ああ、今から疲れている。。。あら、もう二時だ。寝ようっと。

2007/06/05

レクレ・マジック



 色とりどりの花や動物の描かれた、キャラバン隊が、カーモーにやって来た。
ノエミとゾエはこのキャラバン隊を、春のバカンスの時にナルボンヌという地中海の街で見た。わたしとJPは、高速道路でとろとろと走っている、このキャラバン隊を見たことがある。
 派手な装いのトラックがいかにも、サーカスかなにかをやっているキャラバン隊らしかった。

市役所の招待で、幼稚園の年中組と年長組の約65名が、《レクレ・マジック》のショーを見に行けることになった。
今週はずうっと雨模様で、この日も朝から雨が降っていた。

 わたしは、この日の午後に、トゥールーズに年二回だけ巡回してくるマルセイユ在仏領事館の領事さんに会うために、トゥールーズに行く予定だったので、雨になって《レクレ・マジック》のショーが中止になってくれることを密かに祈っていた。
 「引率してください」と言われた時には、ショーは午前中だから行けると思って、軽く引き受けてしまった。ところが後になって、ショーも領事館も午後の同じ時間帯だということがわかった。
「仕方ない、領事さんには次の日会いに行けばいいや」まずはゾエが優先。行くと約束したのに行かないと言ったら絶交される。

 幼稚園からショーの会場まで、子どもの足で約30分ぐらい歩かなければならない。大通りも商店街の大型駐車場も通り抜けなければならないし、横断歩道も渡らなければならない。
 途中にある教会でお葬式が行われようとしていた。霊柩車を待つ教会広場を突っ切らなければならない。ちょうど子どもたちが教会の玄関を通過しようとしていた時に、お花に飾られた棺が子どもたちの目の前に現れた。「結婚式だー」と言って騒ぐ子どもたちを静かにさせるのが大変だった。
 商店街を歩いていると、人々が道を開ける。子どもたちが挨拶をしてくれるので、人々の顔がほころぶ。たまに子どもたちの大合唱も始まる。歩道に犬の糞などが転がっていると、「気をつけろー」の声が、波のように前から後ろに広がっていく。後ろの子にかかとを踏まれて靴が脱げる子や、靴ひもがほどけてこける子ども続出。横断歩道を渡る時には、先頭は信号が青になってから渡り始めるけれども、65人全員が無事に渡り終わるまでには「青信号二つ分」ぐらいの時間が必要。だから、ちょっとした渋滞が起こった。大人たちは嫌な顔をせずに、子どもたちが通過するのを待ってくれている。
 子どもたちと歩くと、歩道に飛び出した雨戸や、電柱や鉄柱の設置のまずさや、歩道の狭さや、横断歩道が変な角度に設置されている点や、道路の汚さに気づく。

 レクレ・マジックに招待されたのはジャン・ジョレス幼稚園だけではなかったけれども、ゾエたちは一番に到着したおかげで一等席が確保できた。レクレ・マジックのショーは、玉乗りやお手玉などのショー。器械体操を取り入れたアクロバット。歌。踊り。おもしろい楽器を使った音楽。合唱。子どもたちにも唄わせる。手を高く挙げて波や風を作らせるなど、子どもたちをショーに参加させる。キャラバンの一部がパカッと開いて、操り人形の舞台になる。手品。漫才。1時間半のあいだ笑い通しだった。
 一番楽しかったのは、2匹の犬のショー。ライオンでもゾウでもない、普通のペット。みんなの家にもいそうな、雑種の子犬たちが、クルーンといっしょにちょっとした芸をする。ノエミだったら「わたしもあんな芸ぐらい、ボボにさせられるわ」と言いそうな、まあ、大したことない芸。でも、ボボには絶対にできないおもしろ芸。ゾエが最前列でゲラゲラ笑っているのが聞こえた。

 来る時には雨が降りそうで、冷たい風が吹き荒れていたのに、子どもたちの笑い声で雲が吹き飛んでしまったようだった。
青空が見え、太陽が顔を出し、気温がどんどん上がって、子どもたちはコートとセーターを脱いだ。
 帰り道は、3時のおやつを外してお腹をすかせた子ども、お昼寝の時間をもらえなくて眠い子ども、脱いだコートやセーターが邪魔でうまく歩けない子ども。。。なんだかみんな疲れていて、学校までの上り坂がちょっと大変だった。

 ちょうど4時半に到着。ママたちがお迎えに来ている時間だった。

2007/06/03

Fete des Mamans

Zoe avait prepare beaucoup de cadeaux. a l'ecole, au centre des loisirs, avec sa soeur, pendant la fete Bio.....

Noemie avait commence a preparer des objets , mais elle n'a pas eu le temps d'en terminer, elle a oublie d'embaler, elle avait aussi oublie de les cacher...

JP a commence a faire du gateau comme tous les ans. Comme tous les ans il ne m'avait pas prevenu, il ne trouve pas tout ce qu'il faut pour faire son gateau ..., comme d'habitude, je dois lui crier : IL FALLAIT ME DIRE si tu as besoin !!
En effet, il ne dit rien d'avance ce qu'il pense.

Zoe a commence a apprendre a monter sur le velo sans les roux de secour. JP a decide de reparer le vieu velo de Noemie et il nous a dit d'aller au magasin de velo.

" Bon, Zoe, il faut que tu choisisse ton casque. " lui a-t-il dit. Zoe a choisi le sien.

" Bon, toi aussi. Parce que je t'achete un velo pour toi ! " Il me sourit. Qu'il est beau !

C'est une tres bonne surprise qu'il m'a faite, sans m'avoir dit comme d'habitude.


 母の日だったので、朝から家人にチヤホヤされた。子どもたちはいろんなプレゼントを用意してくれた。テーブルには庭に咲いてたバラ!ゾエが摘んで来た。

 お昼ごはんも作ってもらえるか、あるいはピザなど注文していただけるかと思って、11時まで粘っていたけれども、そんな気配はなく、ご飯だけ炊いてちょっと様子をうかがっていた。
 11時半を過ぎても、だれも昼ご飯を作ってくれそうにない。仕方ないから、お正月に滋賀の姉が送ってくれた《永谷園のすし太郎》の袋を出して来て、炊いたご飯に振りかけた。ああ、こんなことなら自分で本物の巻きずし作ればよかった。。。みそ汁もなく、一品料理でそれだけ出した。悪いね。

 デザートは華やかだった。
JPが、土曜日の夜から用意した、フランボワーズケーキ。バタークリームがダイエット宣言中のお腹に重い。。。。

JPは前もって何をする、なにが要ると言ってくれず、いきなり台所で物を探し始める。
 わたしは「なにか探してるなー」と思っても、たいてい黙って様子をうかがっている。何を探しているか見当がついても、相手が訊いて来るまで探させる。JPは誰かに何かを頼ったり、頼んだりするのが大嫌いな人だ。けっきょく、相手がしぶとく探し続けているので、腹が立って、「なに探してるの?」と出て行ってしまう。
 彼が探しているものは、50%の場合、彼の目の前にある。あとの50%の確率は、わたしが買い忘れたために、台所には存在しない場合。そういう時には「ある?ってひとこと訊いてくれれば、ないって応えてあげられるんだから、1時間も探さなくてすむのに」と言われる。または「必要な時には前もって言ってくれたら買っておくんだから、言ってくれなきゃ」と、わたしに怒鳴られるはめになる。
JPは考えていることのほとんど何も言わない。
 1時間ぐらい、いや、例えば1週間ぐらい掛けて探していたものがやっと出て来た時でも「あった〜!!」と言って叫んだりしない。わたしが家出をして2時間後に発見された時にも「やあ」しか言わなかった。彼に叫ばせようと思ったら、もっとマシな手を考えなければだめだ。

 日曜日の朝に、JPは自分で小麦粉と、足りなくなりそうな砂糖とバターを買いに行って、午前中ずうっとケーキを作っていた。ついでに洗い物もやってくれた。洗った食器は拭いて片付けてくれていた。昼ご飯は作ってくれなかったけど。
 JPは鈍感な割に計算が得意なので(?)、勘とセンスで味が決まるお料理よりも、きっちり計らないと上手に膨らまないケーキの方が得意だ。ミリグラムまで正しく計るので、お菓子作りは、おおざっぱなわたしよりもうまい。そのかわり、時間を掛けて丁寧に洗わないと気が済まないので、洗い物をさせるとわたしの5倍ぐらい時間が掛かる。
 「はいはい、ちょっと、そこどいて」と言って、わたしに追い立てられる。そして「ホラね、やっぱり洗い物は時間の無駄だよね。食器洗い器、いいよなあー」などと言われるのだった。

 JPは、母の日に食器洗い器をプレゼントする人ではない。掃除機も、体重計も、電動歯磨きも、血圧計も、なし。
わたしが「寒いんだからセーター着なさいよ」と言うと、「きみはぼくの母親じゃない」と言う人だから、「母の日だから」と言って、母親でもないオンナにプレゼントするのも、プライドが許さない。
 
 と、いうわけで、母の日の前日に、いきなり自転車屋さんに連れて行かれて、「ヘルメットを選べ」と言われた。
「自転車買ってやるから」と。ほお〜。自転車は欲しかった。じつはデジカメも、携帯も、自分専用のパソコンも、食器洗い器も、夏のカーディガンも、新しい口紅も、、、、まあ、ありとあらゆるものが欲しいのだけど、自転車はけっこう「欲しい」ポイントが高かったのだ。
 ゾエが補助輪なしで自転車に乗れるようになった。もっと屋外での活動を活発にしようというので、ヘルメットを買ってあげることになった。それで、自転車屋さんでゾエのヘルメットを買うというのでついていった。

 自転車歴は長い。でも、乗ってない暦も長い。大丈夫かナアーと思ったけれども、へっちゃらだった。3歳の頃に覚えた自転車。身体は覚えているものなのねえ。
 お店にはわたしサイズのものがなくて、注文となった。来週、我が家に自転車がやってくる。ダイエットと捻挫のリハビリにも磨きがかかるだろうか?ケーキの分のカロリーを消化せねば〜〜。

2007/06/02

中学の入学案内

 フランスの小学校は5年制なので、ノエミは今度の新学期(9月5日)から中学生になる。ビクトル・ユーゴー中学校という名前で、この名前の学校は、フランス中のどの町にもあるんじゃないかと思う。
 
 先日成績表をもらって来た。落第せずに中学校へ進学できます、という評価がついていた。

 今週末には中学校から『体験学習』の案内が来た。
まずは6月23日土曜日、午前9時から、親と生徒を集めての、中学校での全体会議。学校規則などの説明会と、校舎見学。質問があったら何でも訊いてください、とのコメントが入っている。

 それから、夏休みの体験入学の期限を決定する用紙。
7月5日から7月20日まで毎日、9時から国語(フランス語)、10時から数学、11時から英語。お昼は自宅に帰って食べる。
午後は2時から5時までスポーツや芸術など、ほとんど遊び。。。とある。
7月に来れない子どもは、8月21日から31日までに来てもよい。

 ノエミは8月には親戚や遠方の友だちが来る予定と、ロッシュフォーという町への家族旅行の予定があるので、7月のに申し込んだ。
体験入学は無料、とある。
毎年、2ヶ月という長い夏休みの大半は、JPの実家で過ごす。2年前からは乗馬を始めたので、夏の乗馬キャンプに行っていた。でも、今年はこの体験入学をとても楽しみにしていて、キャンプもおじいちゃんの家にも行かないと去年から言っていた。
 毎年、乗馬キャンプにはずいぶんお金が掛かっていたので、今年は助かった〜〜。

 もうひとつは、《バイリンガルクラス》への申し込みだった。

 前に住んでいたグローイエという町では、小学校の2年目に《外国語》の授業を受けるようになった。その時の選択で、英語と、アラビア語とスペイン語の中から、ノエミはスペイン語を選んだ。クラスの3分の1ぐらいは家庭でアラビア語を話す子どもたちだったので、アラビア語のレッスンは人気があった。英語はもちろん人気があって、教室が満員だった。スペイン語は5人ぐらい。ほぼプライベートレッスン。。。ノエミは、「英語はテレビや音楽で耳にするから、少しは単語を知ってる。習わなくても入ってくるからスペイン語をやる」と言って、スペイン語のレッスンを楽しんでいた。
 3年生の終わりに引っ越した時に、ジャン・ジョレス小学校では外国語の選択がなく、《スペイン語》だけだった。ノエミはグローイエで運良くスペイン語を取っていたので、続けてやることができてよかった。

 ところが、中学校ではなぜか《英語》しかないという話だった。この小学校ではスペイン語しかやらなかったので、とってもおかしいシステムだと保護者会から抗議が出ていた。そうしたら、おととい、《バイリンガルクラスのお知らせ》という案内が来た、というわけだ。

 中学1年生の英語の授業は週に4時間のところ、バイリンガルクラスでは、スペイン語3時間、英語3時間の計6時間を行うという。ただし、宿題などもその分増えるので、その気がある生徒、これまでのレッスンで問題のなかった生徒に限り、少数制となる、とのこと。
 ノエミはこのバイリンガル・クラスに入りたいと言っている。

 ずっとスペイン語をやって来たし、じつは英語はあまり好きではないので、スペイン語をやる分英語の時間が減るならそっちがいいと言っている。スペイン語をやる分スポーツが減ればいいのに。。。とも言っている。ノエミは学校のお勉強はよくできるのに、スポーツが平均点を下げている。
 わたしは夏休みから来年度に掛けて、日本語をやろうと思っていた。もっとちゃんと日本語を勉強させなければいけない、と思っているのだ。でも夕方は学校の宿題が多くて、日本語をやる時間がない。音楽もやっているから、毎晩練習に時間が削られる。水曜日と土曜日は習い事をやっている。子どもも大変だよなあ。。。

 トゥールーズなどの大きな街では、日本語のレッスンをやっているのだ。それにも連れて行きたいなあーと思っている。
どうにかしなければ、スペイン語と英語がペラペラで、日本語がへらへらだったら、笑われてしまう。
よく母に、人に日本語教える前に自分の子にちゃんと教えろと言われている。そりゃあそうだ。

   がんばります。

6月は学年末でいろんな行事が目白押しだ。でも、フランスは卒業式などがないので、ちょっと物足りない。