2010/06/26

乗馬クラブの発表会

ゾエの乗馬クラブで、夏休み前の発表会がおこなわれた。
スペインのにぎやかな音楽に合わせてポニーとダンス。
わたしは指圧の試験のためにパリに上京していたので、出発前夜にダッシュで衣装を作った。
スペインの音楽だったので、衣装はフラメンコ。



2010/06/17

三匹のこぶたプロジェクトの行方

 《三匹のこぶたプロジェクト》なるものをやっている。
子どもたちが授業の前後や、お昼休み、水曜日などに過ごす、日本で言ったら《学童》みたいな場所が、ジャン・ジョレス小学校の校内にあるのだが、このプレハブは築50年だか60年らしい。ものすごい代物だ。プレハブが60年もの耐久力を持つとは、考えもしなかった。普通は15年で壊すらしい。
 PTAのメンバーの中には、「長女が高校生」というような人も数人いるのだが、そのような人たちは「最低13年前から、プレハブ取り壊しを訴え続けている」と教えてくれた。

 三匹のこぶたプロジェクトのサイトは、全部フランス語だけど、よかったら写真をどうぞ。
http://tpc-nozomi.blogspot.com/

 市役所の人たちが、どうも動き出した気配。
何やら、流行にのって、しかも、国の補助を期待して、学校の屋根に太陽熱電池のパネルをつけるんだそうだ。いきなりエコロになったのだ。びっくりしたのもつかの間。この学校の屋根は、北に向いて傾いている片側斜面の屋根なので、パネルを取り付けるには、屋根の方角を換えるための、大工事が必要なんだそうだ。5百万ユーロぐらいかな?軽く。国からの補助の申し出が済んだところ。学校の屋根の修理と、それに合わせて学校内の耐熱とか防寒剤の取り替えなんかができるから、市はどうしても補助が欲しい。
 「ついでに《学童》の建て替えもやる」といえば、さらにプラスでお金をいっぱいもらえるらしいので、補助をもらうためだけに《建て替える》と言ってるだけで、べつに、わたしたちの訴えが実を結んで、必要なものを全部取り付けた、近代的で効率の良い《学童》を造ってやるとか、そういうことはない。
 「欲しけりゃ造ってやるよ。でも、お金が掛からない方法で。もらったお金はほかに回すんだから。」ということらしい。それで、今ある建物の一部にくっつける形で、屋根の下にプレハブを押し込むような。。。なんともまあ、《トウシロ》的なプロジェクトが発表されてしまった。

 市長さんのご招待を受けて、《プロジェクトの見直しのための会議》っていうのがあるというので、化粧までして行ってみたら、市長はもちろん欠席で、しかも、このプロジェクトはすでに《決定》しており《議論の余地なし》なのだそうだ。

 関係者は「相談もなく、わたしたちの都合も関係なく、そんな決定をしたのか!?」と、怒りまくっている。もちろんPTAも、開いた口がふさがらない。しかも、冬の間に市役所の各役員に出しておいた《要望書》に関しては、「受け取ってない」などと言うので、堪忍袋の緒が切れた。ママさんたちはキレたら怖いんだぞ〜。市役所の議員さん十人に出して、一人はちゃんと返事くれてるのに、肝心な教育委員会と、建設に関する役員さんは、「そんな要望書受け取ってないから〜。必要っていう必要もないんだな〜と思って、勝手に決めました〜」などと平気な顔で言う。それでいて、PTAの会議の時には、「まだ決定してないし、アイディアが出ただけで、これから詰めていくので」と言い続けていたから、ママさんたちは大いにこの市長との会議に期待を掛けていたのだっ!!
 困るんだよなあ。時間を掛けて造った要望書だったのに、読んでないって!?わざわざ市役所まで行って受付のおばさんに手渡しし、それでも心配だったから、メールでも送ったのにねえ。困るわねえ。

 けっきょく、PTAの圧倒的なパワーで、
「いや、まだ、決定決定というわけではないだろうし、いちおう要望だけは聞いても損はないし。。。」とまで言わせた。なので、学童の職員さんと、ジャン・ジョレス小学校の校長先生は、あらためて市長さんからご招待を受けるそうだ。
 市長さんの会議なのに、市長さんは来るか、来ないか、不明。。。。やだね〜。

 わたしでも聞き取れることを「聞いてないし〜」などとすっとぼける。このわたしだってさっと書き留められるようなことを、メモしないし、それでいて「忘れた」とか「記録が残ってない」とか、平気な顔で言える辺り、カーモーの人だよね〜と思う。

2010/06/14

試験勉強

 お勉強に精だしている。
もうすぐ指圧師の試験があるので、解剖学やら、中国医学の五行やら、いろいろと忙しいのだ。でも、なんと言っても大変なのは、《卒業論文》で、三回の診療所での研修と、パリの本部診療所での実習で学んだこと、感じたことなどを書けと言われていた。
量はどのくらいですかという質問に、
「だいたい15ページぐらかな?」
そんな簡単に言わないでほしいのよお〜。

そりゃあ、わたしは、だらだら書くのが好きなオンナだ。手書きの手紙も、まあ、気分が乗りさえすれば、相手にもよりますが、10まいぐらいは書くこともある。書くのはぜんぜんしんどくない。ネタさえあれば。

 ネタというのは、湧いてくる。探しても見つからない。いつの間にかその辺に転がっている。ネタがあっても、気分が乗らないと文にはならない。台所やトイレやお風呂。ボボの散歩の時や買い物してる時や、そうそう、車を運転している時などは特に、ネタを組み立てている。だいたいいつも、台所やトイレや風呂で、そして散歩、買い物、運転してる時に、いきなりネタを思いついて、そうすると、一日中なにをやっていても、「さて、このネタをどうやって書こうか」ということを考えている。

 パリの診療所研修で暇だったので、じゃんじゃん書いた。10ページぐらいあっという間に書けた。でも、帰って来てパソコンできれいに打ったら、たったの5ページにしかならずがっかりした。それで、習ったことをだらだらと並べて、それらについていちいち「こう思いました」などと書き添え、ついに18ページになった。
「提出する前に、あんた、ちょっとフランス語の悪いところを訂正してちょーだい」とJPに押し付けたら、これがまた、全然進まなかった。もういい加減提出しないと、そのせいで試験に合格できないよ、という時期に入ってしまったので、JPのお尻を叩いて、先ほどまでやらせて、ついさっき終わった。いくら頼んでもだらだらしてた。ふむとか、いや〜とか、そればっかりで。よっぽどわたしのフランス語がひどかったんだろう。

 フランス剣道連盟のサイトでも、「日本語で剣道を」っていう記事を書いている。読み直すと、かなりひどい。でも、友人たちに「ちょっと訂正してよ」と言っても、「いかにもみのりが書いたっていう感じが、方言で喋ってるような雰囲気が醸し出せてよろしい」とか言われ、だれも書き直してくれない。すでに10回を超えるので、あと20回ぐらい記事ができたら、本にしようという企画まである。挿絵画家までもう決まってる。なので、9回と10回はさすがに恥ずかしく、ノエミに読み直しをしてもらってから送っている。

 さて、ぐずぐず言われながらも、JPが「読み直して、書き直したよ」というので、わたしはもう読み直しも書き直しもせず、プリントアウトして、綴じた。明日パリに送る。

 年度末が近づいてるぜ〜〜という雰囲気が出てきた。試験、早く終わってほしい。ついでにちゃんと資格ももらえたらねえ。

 今年も夏の剣道合宿に参加する。日本から知り合いの剣道の先生を招待した。みんなと先生が英語で話すのについて行かねばならぬかと思い、英語の復習をしている。英語力、めちゃめちゃで先が思いやられる。

 43にもなって、こんなに勉強するとは、思ってもいなかった。
アタマ、ガチガチ。カラダ、ガクガク。