2010/12/26

今年もありがとうございました

 先ほどナルボンヌから帰った。
冬休みに入ってからずっと子ども達を預けていて、クリスマスをJPの両親で過ごすために、24日にJPの仕事が終わってから、ナルボンヌに向かった。

 わたしは今レストランでの実習中だ。
アルビでは一番か二番という、とてもよいレストランで仕事している。
クラスメートの実習模様を聞くと、噂のレストランでも、冷凍食品を使ったり、数日前に作ったものを温めて使ったり、野菜や果物を機械で切ったりするところがほとんどのようで、あるクラスメートなどは「毎日缶詰を開けるのに時間を費やしている」と言っていた。

 わたしの働いているレストランは、缶詰を開けることも、冷凍食品を使うこともない。見習いだからといって、洗い物をさせられることもない。専門で洗い物だけをする人がいるし、レストラン内のお掃除や食器の片付けなどなどは、ウィエイターの人たちがする。小さなキッチンで、お客から見えるガラス張りになっている。調理場はとても機能的で、作り置きなどせず毎日料理の下準備を使い切り分だけ用意して、実に機能的にセッティングされている。小さな調理場に、温かい料理を作る部署と、冷たい料理を作る部署が離れて用意されていて、その真ん中に、アペリティフ(前菜)やデザートを作る部署が置かれている。わたしはよくそのデザート部署に配置されている。野菜や果物を指示通りに切ったり、お皿に載せたりするのが主な仕事で、お昼のお客さんが多いときなどは19ユーロのメニューを80人分用意することがある。お昼に80人分というのは、小さなレストランにしては「へ〜結構はやっているんだね」というのが、聞く人みんなの意見だ。
ちなみに、お昼のメニューの相場は9ユーロぐらいで、中華やアラブのレストランに行けば6ユーロぐらいで食べられるので、真っ昼間から19ユーロのメニューを食べにくる人というのは、社会的にかなり上層階級だろう。ちなみにお昼のお客さんの多くは、スーツにネクタイの男性組とか、働くおしゃれな女性のグループが多い。これまで二週間いて、子供の声を聞いたのは一回だけだった。10代の若者の姿もない。夜の一番安いメニューで39ユーロとか56ユーロなので、若い人には無理だろう。

 調理場は、9時に出勤して、一応15時半で上がることになっている。夜は18時から再スタートして23時がオーダーストップなので、わたしはいつも23時には上がっていいと言われるが、プロの調理師さんたちはお客が帰る午前1時や2時までいることも多いらしい。コーヒーを飲んで、食前酒のバーに移ったのに、つまみや甘いものをほしがるお客さんもいるので、調理師たちは客がいなくなるまで帰れない。

 今度の火曜日にはパンの作り方を習う予定。フィナンシェとコンポートはもう《専門家》と言われている。ひひひ。料理学校の課題では肉や魚の調理も習わなければならないのだが、わたしの関心は前菜とデザートに集中しているので、シェフがそこに置いてくれている。今度の火曜日に先生が視察に来るので、うんとほめてやると言ってもらっている。

 来週は一週間学校の休みで、実習中の人たちも休みをもらえることになっているのだが、わたしは再来週に二日間、剣道の合宿のためパリに行かねばならず、休みをもらわなければならないので、来週もちゃんと3日間だけ仕事に出る。先週は指圧の追試験のためパリに行っていた。金曜日の寄る夜行でパリに行き、土曜日に試験をやって、土曜日の夜行で帰ってきた。パリでは雪が降って大変だった。


 さて、あちこちからわたしのメールが帰ってくるという連絡をもらった。
「メール届いてますか?」
とメールをもらうので
「届いてますよ。これは届いてますか?」
と返事をすると、
「みのりさんのも届いてますよ」とは返事がないので、どうやら、届いたり届かなかったりしているらしい。
毎日数通のメールが届いているので、誰のが届かず、誰には読んでもらっているのかいないのか、さっぱりわからない。

原因が全く分からないので、とりあえず、連絡をもらえる人を優先に連絡を取ろうと思う。
これからしばらくのメールはこちらへ。

hakuyukai8@gmail.com

HAKUYUKAI はくゆうかいというのは《白悠会》と書く。この9月にJPと二人で始めた剣道のクラブ。
http://hakuyukai.blogspot.com/

facebook もやっている。daniel minori で検索してみてね。



今年は家族みんな元気で、病院通いも入院もなく、よい年でした。
来年もどうぞよろしくおねがいいたします。