2007/03/13

春かな?


 
 恋しい桜島(昔はもっと激しかったような。。。)
 《燃ゆる思いにくらぶれば、煙は薄し桜島山》と詠んだ人もあった
* * * * * * * * * *
朝、ボボとジャン・ジョレス公園に行った。
 小さな緑色の芽が膨らみ始めた枯れ木のような大木の枝を、一匹のリスが揺らしていた。今年始めてのリスだ!!
地面に転がっている銀杏の実はピスターチオみたいな殻だけになり、ドングリは固い殻を割って、赤っぽい芽を出している。

 前を見ずに歩いていたら、坂の上で大きな犬と正面衝突しそうになった。茶色い犬が鎖もつけずに、じっとわたしの真っ正面に行儀よく座って、こっちの様子を伺っていた。じっとして動かないので、最初は置物かと思った。ボボはこの頃目がよく見えない。大きな犬はボボが自分に気づく前に、フイッと立ち上がってUターンをし、公園から出て行った。ひとりでお散歩できる犬がいたら、飼い主は楽だなあ。。。

 《ジャスミン》という名前のついた、邸宅の前を通りかかると、花の香りが漂っていた。2年前の誕生日にもらった、我が家のジャスミンはまだ咲いていないから、このお宅の花も、ジャスミンではないと思った。なんだろう?ジャンキーユではなかろうか?

 《ローズ》という名前のついた豪邸の前で立ち止まると、バラの花壇はきれいに刈り取られて、次のシーズンの準備中だった。
門の周りに絡み付いた藤のツルは、薄緑の芽をつけていた。きちんと等間隔で植えられた水仙の花は、明日かあさってには咲くだろう。

 どんなに寒い朝でも、コートもブーツも似合わなくなった。8時半の登校にコートを着ている母親たちも、11時半の下校にはみんなコートを脱いで、校門前に早めに集まり、日向でにこやかにおしゃべりする。1時半の登校には、半袖に着替えて来ている人も居た。コートを来ていた時には気づかなかったけれども、数人のお母さん方は、妊娠数ヶ月目らしい。ポッコリ出たおなかにびっくりさせられる。いきなり顔を出した木の芽のようだ。「あら、そうだったの?」と笑いあう。

 午後は南側の部屋の窓を全開する。光る窓ガラスの汚れが気になる。廊下に干していた洗濯物も、全部外に出す。テラスの木陰では温度計が14度を超えて、もっともっと上がりそうな気配だ。ボボは、日向の壁をはう、ジャスミンの下の一等席で昼寝をしている。いびきまでかいちゃって。

 あくびが出る。鳥の声に目が覚める。ちょっとコーヒーを飲んで、さて、お買い物に出かけよう。
ドライブ代わりにできるだけ田舎の道を選んで、ちょっと遠出をしよう。

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