2006/06/05

やる気は、あるんです。

   婦人雑誌を買わなくなって、ずいぶん経つ。

前は手芸ようのパトロンなどが出ているのが好きで、『プリマ』や『モード・エ・トラヴォー』(モッゼトラヴォーのように読む)を買っていた。そういう雑誌には季節ごとのレシピなども出ていたので。

 でも、レシピを読みながら料理している余裕がなくなった。手芸の材料を手に入れるのが難しい。手芸なんかやってる暇がない。。。などなどの理由のほかに、雑誌本体の中味が軽すぎるし、雑誌の中味の大半は宣伝なので、買うのがばかばかしくなった。

 日本から「フランスのきれいな雑誌を送って」と言われたので、とりあえずうちに眠っていた、手芸専門雑誌や婦人雑誌を送ることにした。

その人は絵を描く人だから、色のセンスなんかも素敵で、ちょっとした手芸にも光るものがある。彼女の好きなパッチワークやレース編みは、私は全然興味ないので、手元にもそれらを扱ったものはなかったけれども、ほかにも引っ越したばかりで、まだまだインテリアにプラスしたいものがあるに違いないと思って、家庭に役立つアイディアが載っている、きれいな雑誌があったらいいなあと思って探した。

 最新号も見たかったので、新聞屋さんにも行った。

《新聞屋さん》というのは、『マッシャン・デ・ジャーノー』といって、直訳すると《新聞屋さん》になるから、私が勝手に《新聞屋さん》と言っているだけのことで、じつは『ジャーノー』というのは、「新聞」に限らず、情報誌、雑誌のこと。そういう店ではたいてい、ロトくじや、タバコや、簡単な雑貨や、切手や、絵はがき、おかしなども売っている。

 ちなみに、フランスでは「新聞配達」というのは一般的ではない。もちろん定期購読で郵便箱に届く新聞を取っている人はいるけれども、『新聞配達の少年』というのは存在しないとおもう。

新聞というのは、毎日毎日お店に買いに行くものだ。私とJPは好きな時に、読みたい新聞を買いに行っている。

地方紙はほとんど読まない。

 うちから一番近いところでは、大したものは置いていなかった。『ル・モンド紙』を買う時には、どうせそこには置いていないと思うので、立ち寄りさえしないで、町の中心街にあるお店に行く。その店はタバコの代わりに、文庫本や写真集を売っていて、ロトくじはないけど、ノートやボールペンが買える。

 近所の「新聞屋さん」の少ない在庫の中から、前によく買っていた婦人雑誌を見つけた。そうか、ここでも売っているたぐいの婦人雑誌であったか。。。まあ、仕方ないから、手芸のページを見て、不満でもなかったので、これを買って日本に送ることにした。

 人がやる気出してるのを感じると、自分もやる気が出る。

先日町の生地屋さんが店じまいセールをしていたので、コットンや麻の生地を少し買った。

せっせと夏の服を縫った。あっという間に二着できた。

 今度の学校のお祭りにこれを着て行くのだ。

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