2008/09/14

映画館へ〜




 映画で始まり映画で終わった一週間だった。

 我が家でテレビを見るのは、わたしだけだ。
好きなテレビ番組のシリーズは、刑事ものと検死ものと、科学警察ものと、オカルト映画と、病院で繰り広げられるドラマものと、それから宇宙人やら幽霊が出て来る。。。もの。21時以降に限られる。恋愛ものとフランスの連続ドラマは好きじゃない。

 この前友だちに「みのり、どんな映画が好きなの?」と訊かれて、こっちが応える前にJPが横入りをして応えた。
「みのりは、血みどろのとか、恐怖映画が好きなんだよ」
友だちはびっくりしていた。
だから、なに?
テレビでは、16歳以下は視聴禁止というようなマークがついているものが大好きだ。じつは。
だから、なに?
でも、うちには衛星放送のパラボラアンテナも、ケーブルもないので、まあ、テレビではろくなものをやっていない。

 子どもたちはJPのお母さんの家に行くと、衛星放送で一日中アニメをやってるチャンネルがあるので、テレビの前に座ることが多くなる。でも、衛星放送は番組が多すぎて、プログラムはあるのに、お義母さんはリモコンを一度手に持ったら、片っ端から切り替え続けるので、どの番組も途中からしか見れないし、最後まで見れない。子どもたちは移り変わり続ける画面をあとに、別な部屋に行っておもちゃで遊び始める。わたしとJPは、お母さんと子どもたちが寝てから、そっと居間に行ってテレビを点け、16歳以下はお断りの、例えばこの前の休暇で行った時にJPと2人で観た映画は『シャイニング』『フレディー』『羊たちの沈黙』再放送など。血みどろスプラッタ映画。わたしがぎゃーぎゃー叫びながら、顔に当てた手の平の隙間からこわごわ見るのを、JPはフレディーよりも冷たい視線で眺めている。たまに「怖いならもう寝たら?」と言う。「またうなされるよ」泣いたり笑ったり叫んだりするのはわたしだけ。JPが泣いたり笑ったり叫んだりすることは滅多にないんだけど。

 余談だが、『フレディー1』は短大の時にアルバイトをしていたグリーンピア指宿の社員寮で、女友達と観た懐かしい映画だったのだが、これに、今では有名人のJhonny Deppが脇役で出ていた。この前再放送を見てはじめて気づいた。ジョニー・デップのSweeney Toddという映画は、血みどろで恐ろしかった。JPと2人で映画館で観たのだが、テレビで観るのとはさすが迫力が違った。

 JPは、どちらかというと映画館に行くのが好きで、私たちはよく映画館に行く。こどもと行くのでアニメーションが多い。
カーモーの小さな映画館では、パリのように長〜〜いCMはなく、時間になるといきなり始まる。しかも、いつも貸し切り状態。

9月7日(日)クンフー・パンダ : 笑った。
 日本からのお客様をトゥールーズにお送りして、疲れ切って帰ってきてから映画館へ。居眠りするかと思いきや、笑いが止まらず寝る暇もなく。

9月14日(日)WALL-E : 途中で寝てしまった。
 土曜日の早朝午前2時と3時に国際電話で起こされ、眠れなくなって6時半まで起きてた。それが後を引いたか日曜日は疲れていて、居眠りしてしまった。こどもたちは楽しんだらしい。

 

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