2008/09/04

新学期 2

 昨日から中学もはじまった。
ノエミは「ゾエは喜んでるけど、わたしは学校に行きたくない。中学生のかばんは重い」と、ばあちゃん宛のメールに書いていた。
 朝は空っぽのかばんで出掛けたが、教科書が配布されて、かばんはパンパン、破裂寸前の13キロで帰って来た。
教科書は「貸し出し」制。年度の始めに配布され、おのおのでカバーをつけて使用し、2009年の6月に学校に返す。教科書によっては1997年度から使われているものもあったが、書き込みなどは一切ない。

 わたしは、本を読む時に、線を引いたり、折り曲げたり、途中で休む時には読んでいたページを開いたまま裏返しにする。何冊もの本を同時に読むので、家中の至るところに、裏返しになった本が転がっている。
 この前フランス人の友だちに頼まれて、本を貸してあげるよと言ったら、横からJPが、「みのりの本は、びっくりするくらい汚いよ。書き込みがいっぱいあるから読みにくいよ」と友達に言っていた。そんなところを見られていたとは思わなかったし、書き込むのが悪いことだとは思ってもいなかったので、ショックだった。
 JPは、本には絶対に書き込みをしないし、とても大切に扱うが、中学生のレンタル教科書を見ていて、こういうところで仕込まれたのかな〜、と思った。
 
 ノエミは、大親友のエステルとは同じクラスになれなかった。小学校からずっと同じクラスだったので、とても残念がっている。研究発表も、宿題も、連絡事項の忘れも、よく助け合っていた。
 エステルのお母さんは獣医さんで、わたしなどよりもはるかに物知り。子どもたちの研究発表に、わたしの分までアドバイスをしてくれるし、彼女との会話は難しい言葉に溢れていて、実に知的で、ノエミがエステルのうちに遊びに行くと、夕方うちに戻って来たとき、娘の頭が良くなってるような気がして、わたしはノエミがエステルと仲良くできるのを、とてもうれしく思っていた。
 同じクラスじゃなくて、わたしもちょっとがっかり。
 一夜明けて、学校前で交わしたママさん仲間からの情報によると、同級生で「仲良しの子と同じクラスになった」と喜んでいるこどもは誰もいなかった。先生たちが故意にバラバラにしたのだ、とのうわさだった。

 ノエミのクラス担任は、ゾエの仲良しの子のお父さんで、名字が ムッシュ・ロワ(ROI/王様)という、英語の先生だった。ムッシュ・ロワは、当然のごとく《ミスター・キング》と呼ばれている。耳にピアスをしていて、(耳以外の場所にもしてるかも、しれない)頭はツルツルだけど身なりは高校生みたいで、陽気でおしゃべりかなり演技派で、気安くできる雰囲気があって、明るくおもしろい人なので、子どもたちに人気がある。が、ママさんグループからは、ノリが軽すぎ、いい加減で休みが多いというウワサもある。
 ゾエの入学のとき、小学校の校庭で、わたしにわざわざ挨拶に訪れたミスター・キングは、ノエミの受け持ちになってとっても嬉しいと言っていた。

 ゾエは、新しい先生大好き。学校は広くて走るところがいっぱいあって大好き。友達いっぱいいて大好き。ポエムを習った、暗唱できるよ。先生が本を読んでくれた、とても面白い本だった。名前を書かされたけど、ちゃんと書けてほめられた。忘れ物をしてほかの子は泣いたけど、自分は泣かなかった。(今日じゃなくても良かったので)などなど、実にポジティブな新学期第一日目だったようだ。

 本日、日本から三人のお客様あり。若い女性三人なので、日曜日までとってもにぎやかになりそう。
こども達はお昼は学校の食堂で食べてもらい、ゾエは夕方授業が終わってからJPが迎えに行くまで学童に行かせる。ノエミは去年から家のカギを持っていて、自分で勝手に出入りしている。
 さて、掃除と片付けは終わった。これから、夕食の支度をして、午後空港までお出迎え。