2005/09/20

PTA役員

     昔から『児童会』やら『子供会』にはよく参加したものだ。これはPTA役員や、商工会役員や、お見合い(させるの方)が大好きな母の血だろうか。頼まれたら断れないというか、頼まれたら「こんな私でも信頼されてるのかな」と思って、有頂天になってしまうのだ。

  新学期の親の会があると連絡があったので、行ってみた。JPとじゃんけんして負けたので、私が行くことになった。実際には転校したばかりで、教師陣の顔も知らないし、学校の中に入ったこともなかったので、二人で行きたかったのだが、子どもを連れて行くわけにはいかない。

  でも、全350名ほどの生徒数を誇る学校でありながら、集まった親は21名だった。男性は1名。この男性の妻だったら、私は自慢できたのに。そしてJPはハーレム気分を味わえたのに。

  遅刻をしないで会議室に座っていたのは、私だけだった。日にちを間違ったのかと思って不安になった。集まって来た人たちは、クラス別の役人さんたちがほとんどで、「新入り」は私を含めて三人だけだった。でも私以外の二人は堂々としていて、本当に新入りなのかなあと疑いたくなった。役員だから来たというか、今年も役員になりたいから来た、という人たちばかりだった。

  けっきょく教師陣には会えなかった。校長先生と園長先生が新学期の挨拶をすると、五分間だけお話があり、「じゃああとは会長さんに任せます」と言ってさっさと帰ってしまった。

  この学校ではママさんパワーがすごそうだ。20時から始まった会議は23時半に終わった。無駄話も、甘ったれたことを言う人間も居ない、白熱した会議だった。21人全部がなんらかの役員に振り分けられたので、私まで幼稚園の2年生のクラス役員になってしまった。

  前の学校では、役員でも1年に2回しか会議がなかったが、ここは毎月会議があって、毎月何かしら、母親主宰の催しや、学校行事の引率もボランティア参加もあるらしい。こわい。

  ただ、そういう積極的な人たちは、『ガイジン』にも結構オープンというか、興味津々というか、私にも声をかけてくれる。これから挨拶してくれる人も、増えるかもしれない。あとは、お茶に誘われないことだけを祈る。

  私は自由業だから、まさか夜中に働いているとは思われていない。昼間に疲れるようなことをしたくないし、昼間はいつも寝ぼけているので、あまり誘われるのも困るのだ。

  これだから、トモダチ、というものもできないのかもしれない。

Aucun commentaire: