2007/11/03

ジャズのコンサート

Nous sommes alles au concert de Jazz a Monestiers.
C'est le professeur de Violon de Noemie Monsieur Clavere et Le professeur de flute Monsieur Cazals qui organisent des concerts dans la chapelle Saint-Jacques, tous les premiers vendredi du mois. Ce soir un pianiste et une contravassiste ont ete invites de Toulouse. A la fin, une dame a chante All for you, c'etait manifique !


ノエミのヴァイオリンの先生とわたしのフルートの先生は、まだ30代前半ぐらいだと思う。二人でよくコンビを組んで、県内各地の小さなホールで、チャリティーコンサートを行っている。一昨年から何回か聴きに行ったが、とってもおもしろいコンビだ。たまに有料のコンサートもあるが、だいたい5ユーロから10ユーロぐらいで、子どもはいつもタダ。そして、子どもはほとんどの場合、うちの子たちぐらいしか来ていない。

 毎月第一金曜日には、我が家から車で15分ぐらいのモネスティエという村のチャペル(礼拝堂)で、有料のコンサートを行っている。フルートとヴァイオリンに、いつもプラスで、毎回違う楽器を招待しているらしい。先月はバラライカだった。聴きに行きたかったけど、行けなかった。あちこちで好評を耳にしたので、とっても悔しかった。

 ところで、このモネスティエという小さな村、《フランスで最も美しい村のひとつ》に選ばれている。前に《ロバ祭り》の日記で紹介したことがある。 シャペル・サン・ジャック には、世界でもとっても有名なお宝がある。
それは、キリストが張り付けになり、息耐えたあとに、お墓に納める儀式を描いた、15世紀に造られた等身大の像が、今もきれいに残っている。繊細な巻き毛や、服のシワも見事、色も鮮やかな、とても15世紀の彫刻作品とは思えないお宝だ。

 きれいな写真のサイトがあったのでご紹介
http://www.flickr.com/photos/9320052@N05/
Mise au tombeau というのが、モネスティエのチャペル内正面に置かれた、悲しみにくれるマリアやマドレーヌたちに囲まれるキリストの埋葬シーン。
Musee de Carmaux ミュゼ・ドゥ・カーモー は、カーモー(わたしたちが住んでいる町)のガラス博物館の写真

 この小さはチャペルで、本日は、フルートとヴァイオリンに加えて、コンタラバスとピアノのジャズコンサートが開かれた。ちょうど秋休みだから、行こうと思っていたら、フルートの先生から無料チケットをいただいたので、ラッキーだった。
 
 暖房のない小さな礼拝堂では、40人ぐらいの人たちが集まっていた。ときおりバッハや、シューベルトが乱入するジャズ。ピアニストは、ときどきピアニカを吹く。フルートの先生は、自分で改造した様々なフルートを持ち出す。フルートなのにオーボエみたいな低い音が出るのやら、ピッコロみたいでピッコロじゃない笛吹き童子の笛みたいなフルートもあった。金色に輝く、長ーーーいフルートは、前にも見たことがあった。いつも使っている銀のフルートも出て来るが、じつは、このフルート、市販のフルートと違う穴が閉じたり閉じなかったりする仕掛けで、この先生にしか吹けないのを、わたしは知っている。

 先生に挨拶をした時JPを紹介したが、約束通り、わたしがフルートを習っていることは黙っていてくれた。びっくりさせるのは、もうちょっと練習してから。でも、ヴァカンスの間は、JPがずっと家にいるのでちっとも練習ができない。この前は、JPがボボの散歩に行ってる隙に、おお急ぎでフルートの練習をしたが、いつ帰ってくるか窓から見ながら、落ち着かないお稽古をした。

 うちの娘たちは、代わる代わるおトイレに行きたがるので、わたしは2曲終わるごとに席を立ち、1曲は外で聴き。。。の繰り返しだった。教会の中は寒かったから、こういうこともあろうかと、ちゃんと通路側に陣取っていてよかった。

 後半は知っている曲のオンパレードだった。一番前の席に座っていた黒人の女性が、いきなり立ち上がって、生の演奏で『 All for you』 (すべてはあなたのために)を歌った。素晴らしい声だった。
『枯れ葉』も『サマータイム』もあった。(この寒いのに。。。)どれもアレンジされていて、クラッシックのような不思議なジャズだった。

 ゾエは大好きなジャズを生で聴けて、大喜び。ノエミとわたしはお互いのレッスン中には見せてもらえない、先生方の素晴らしいテクニックに感動して帰ってきた。やっぱりこの先生たち、すごい。ノエミと二人で、「こんな人たちに教えてもらえるなんて幸せだね」と言っている。

 来月はギターと、別な楽器だそうなので、また出掛けようと思う。

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