2007/05/14

はははのひ



 スカイプ快調、指宿の《ふ》ちゃんと喋りまくっている。昨日は夕飯の支度もせずに喋っていたので、JPがむっとしていたけど、《ふ》ちゃんだよ、と言ったら許してくれた。
 《ふ》ちゃんが、「今日は母の日」というので、びっくりしてしまった。
フランスの母の日は今年は6月3日なので、油断した。
指宿の母にも電話をしてみる。

 母はもうすぐ同級生仲間と大阪まで旅行をするので、その支度。お小遣いも溜まっているんだろうか?
滋賀の姉とは会えないかもしれないけど、奈良のおばちゃんは空港まで会いに来てくれるそうなので、楽しみだ。
中学生のときの修学旅行みたいに楽しいんだろうか。60過ぎても枕投げとかやるんだろうか?

 中学の修学旅行では長崎に行った。うわさ通り雨だった。
クールファイブの暗いお兄さんが「長崎はあー今日おもーー雨エだああああああったあああ」と唄っていたから、覚悟はしていたけど、まさか本当に雨が降るとはねえ。ポコペンとカステラは買った。お土産の定番だから。
 雨の降る長崎の坂道を「走るな」と言われて走り回っていた男子生徒が、スッ転んで頭を打って大騒ぎしたことしか覚えていない。
あれは《マーミ》だった。《マーミ》はやるなと言われればいわれるほどやるオトコであった。指宿市の海岸でブタの骨を埋めて、人骨発見などとホラを吹いて新聞記者まで呼んだ男であった。修学旅行といえば彼を思い出す。

 「大阪に行くなら《おたべ》を買って送ってよ」と母に頼んだけど、よく考えたら、おたべは賞味期限の短い生ものだった。《雷おこし》だけはやめて欲しい。あれ?雷おこしって東京だったかな?

 スカイプをやってる途中で、同級生の男子がいきなり《シロクマ》の写真を送って来た。むかし天文館(てんもんかん)で食べた、山盛りの《シロクマ》っていう巨大なかき氷。彼は今名古屋に住んでいるらしいので、こんな写真によだれを垂らしながら、天文館を懐かしんでいるんだろう。お返しに指宿の菜の花の写真を送ってあげたら「ほほー」と喜びの声をあげていた。
 ところで《シロクマ》は量がありすぎるし甘すぎるので、わたしはシロクマを食べると頭がガンガンしてくる。ぐわんぐわんと鳴る感じ。シロクマにはいい思い出はないけど、天文館と言ったらやっぱり《カスタどん》だろう。昔は《かるかん》っていうなんだかババ臭いあんこの和菓子だったけど、わたしたちが中学生か高校生かの頃に《カスタどん》というのが出始めて、あれはなかなかよろしかった。いかにもの名前から想像はできるだろうが、《カスタードクリーム》が入っている。安直なネーミングだ。ちなみに《西郷さん》のことは鹿児島では《西郷どん》と言う。《大久保利通》のことを《大久保どん》と聞いたことはないなあ、そういえば。鹿児島の人間が《西郷さん》を《西郷どん》と呼ぶのは、日本人が《ふじやま》を《ふじさん》というようなものだろうか?

  天文館の100円ケーキショップでアルバトをしている友だち(松下さん)がいて、ショートケーキを10個買って1000円札を出すと、500円玉2個のおつりが返って来たものだった。ドーナツやで仕事していた時にも、売れ残りのドーナツ食べ放題だった。そういえば。でも、食べ放題がうれしいのはバイトを始めて2週間ぐらい?あとは匂いかぐのもごめんって感じだった。

 指宿では、こちらも松下さんというおじちゃん《回転焼き》っていうのをやっていて、小さい時にはそれが好きだった。『泳げ たいやきくん』がテレビで流行るまでは、たいやきよりも回転焼きだった。でも一番好きだったのは《まるぼーろ》というホクホクのお菓子で、母はわたしが東京に住んでいた時にも、ヌメアに住んでいた時にも、それを送ってくれたものだった。でもあれって、指宿名産ではなくて、全国のスーパーで売られていたのでちょっと残念だった。このごろの指宿名産でJPが大好きなのは《びわジャム》。
 
 おいしいバイトと言えば、短大の時には桜島がどどーんと目の前に広がる、市民文化センターのレストランでアルバイトをやった。そのレストランには、楽屋からサンドイッチやコーヒーの注文があったので、バイト生同士でジャンケンをして、コーヒーを運んだ。ちょうどわたしが勝った日に、佐野元春というシンガーソングライターからのサンドイッチ注文があって、楽屋に入っていったら着替え中だった。赤いパンツが目にまぶしかったのだあ。きゃあ。おいしいバイトだったなあ。。。

 ええと、何の話だったかな。そうそう、母の日。
朝市に商売しに行ったら、花屋のお兄ちゃんが「おばちゃんにと言ってカーネーションをくれた」というので、涙が出そうになった。
母の日にカーネーションをあげるという習慣のことも、すっかり忘れていた。でも、「滋賀のお姉ちゃんからは花束が送られて来たよ」というので救われた。家族に一人ぐらいはそういう気のきいた人間もいないと。。。ホッ。
 わたしは、まあ、今週、考える。
電話ありがとう、と言っていたので、まあ「ははは」と笑えた。
 ついでに「せんべい送ってよ」と注文までつけた。図々しいやつだ。

 父が2年前に植えたシイタケが去年豊作だったので、それを正月の小包に入れてくれていた。税関での食品検査が厳しくなっている昨今に、うちの母は、よくこんな怪しげなものを、小包にポンッと入れて送ってくる。小包は無事到着した。ゾエの手のひらよりも大きいシイタケで、風味も抜群。シイタケが嫌いな子どもたちが「じいちゃんのキノコだから」と言って喜んで食べる。しかし、子らに食べさせてるのは中国雑貨の店で買ったシイタケだ。もったいないので父の巨大シイタケはちびちび使っている。まだまだ残っている。父が3年以上前に作った干し大根も、もったいないからまーだ残っている。何十年でももつんじゃないかなあーと思っている。
 そういえば、二年前に帰った時に、父が買ってくれた《かつお本だし》が底をついてしまったのだった。母に頼むのを忘れた。
 これを読んでいる親戚のみなさんは、みのりに《かつお本だし》を送るよーに!《おたべ》と《カスタどん》はいけません。生ものですから。梅干しは、まだ封を切ってませんので。あしからず。

 ああ、苦しいダイエットをしてるんだなあーとうかがえる内容になってしまった。
確かに苦しいんだけど、ただ、食べる量を制限して、毎朝ボボとたくさん歩いているだけ。
腹八分で抑えるというのは、ものすごい忍耐力がいる。自分をコントロールするというのは難しいものだ。それにこの数日とっても暑いので、剣道に行って汗を流したらどうだろう?
 この3日ぐらいで2キロ減らした。ぶぶぶ

 この前ノエミに「わたし、5キロは減らしたいよ」って言った。
標準体重よりも10キロぐらいはオーバーしている。でも10キロは減らせないから「5キロ減らしたい」って言ってみただけ。
するとノエミ「わあー、5キロも多いの?牛乳のボトルが5本分だね」と言われた。
こんな娘がいると、「5キロ減らしたい」と宣言したその日からチェック厳しくなるものだ。
ああ、言わなきゃよかったよ。

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