2007/05/24

自業自得

 剣道の講習会で痛い目に遭った。腫れている。
月曜日「ぎゃあー」「ううー」と叫びながら、自分で車を運転して病院に行った。(うちのはオートマチックじゃないから、ギヤの切り替えっていうものがあるのだ)マスリ先生の医院ではレントゲンは撮ってもらえないので、直接緊急病院に行った。田舎の緊急病院はいつも暇してるので、待たずに診てもらえる。軽い捻挫だったので、痛み止めを飲んで、固定する道具で休ませて、来週になったらマッサージに通いなさいと言われた。
 薬は嫌いなので痛み止めは飲まなかった。痛み止めというのは滅多に飲まない。骨折した時も飲まなかった。骨折した時には、家人に申し訳なかったので、痛くないふりをして夜遅くまで歩き回り(飛び跳ねてたけど)、子どもにごはんを食べさせて、お風呂に入れて、パジャマを着せてから、JPに「痛いから医者に連れて行って」と言って驚かれた。痩せてもいないのにやせ我慢をして、こおんなことで驚かす方も変だけど、骨折してる妻がどうして平気だと思えるんだか。。。JPのこの超鈍感さには驚きだ。
 固定する道具は、4年前に骨折をした時のがあるので、こんなのでいいですか?と訊こうと思って病院にも持参していた。
 「なあんだ、道具は揃ってるじゃないですか。そんなに準備のいい人はいつでも怪我できますね」って、アンタ。。。。それはあんまりじゃ?

 火曜日には、また「ううー」とか「ぐぐぐー」と唸りつつ、自分で運転してスーパーに買い物に出かけた。
駐車場でアルビの道場のドレイ先生にばったり会ってしまった。会いたくない人には会いたくない場所で会うに決まっている。
 ドレイ先生は講習会には参加していなかったし、「そんなところに行かずともお前にはワシがいるじゃろう」と言われつつも、日本からいらっしゃる先生にぜひともお会いしたかったので、「通訳頼まれちゃってー」と言いながら出かけて行っていた、わたしは裏切り者だったのだ。

 ドレイ先生はわたしの足を見て、鼻で笑った。
「ま、今回は骨折じゃないそうだから。ははは」と頭をかいてるわたしに、
「普段の稽古が足りないから足元がふらついていたんだろう。たまに稽古に出ていいカッコするからじゃい」と言われてしまった。

     ぐぅ

 こんな足でいつものように巨大スーパーなんぞに来てしまったバカなわたしは、痛い足をキャリーに引っかけて、スーパー内をスーイスーイと滑りながら、順調に買い物できたのに、たまにブレーキが利かずに「うぐぐー」と唸るという。。。変な客をやってしまった。

 夜はPTAの会議で、ビッコ引いて出かけたらみんなに「どうしたの?どうしたの?」と訊かれるであろうことは覚悟していた。
さらに「また、どうやって転んだわけ?」と訊きたがる母親軍団に、「へへへ」と笑ってごまかしていたのに、
「剣道で転んだんだよねー」
秘密だよと言って事実を教えたラッシェルに、みごと裏切られてしまった。
ノエミも教室で言いふらしてるらしい。
 わたしのプライバシーがバレバレ。まさに自業自得?
痛い目に遭わなければ、人生は語れないのだなあ。。。ふっ(ううう)

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