2007/04/28

スカイプに登録しました。

 基本的には自分が電話を受けられる時以外はオフになっています。
メールで訊いてくれたら、スカイプ名を教えさせていただきまっす。
Je me suis inscrite à Skype, mais il est souvent déconnecté. HAHA

 忙しくしていた。

23日に大阪の出版社の方をトゥールーズまで迎えに行って、24日は午前中仕事のはなし、午後はアルビ市内巡りプラス、図書館と本屋さんを案内させていただいた。夜は自宅でムール貝。日本から持って来てくださったお土産の絵本を読み聴かせて、フランスの子たちの反応をみた。(うちの子らは一応フランスの子)
そしてもう25日には、大阪の出版社の方をイタリアのボローニャへ送り出した。
よい本を作ることを誓い合って!!

24日に、出版社の方とアルビの図書館を見学に行った。広いスペースに、床に置かれた本棚の配置が面白い。大きなクッションや、かわいい装飾。子どもが楽しみながら本を読む空間が作られていると、ずいぶん感心していらした。
 さて、わたしたちが作成中の翻訳本が、フランス本国ではどのくらい貸し出されているのか、人気があるのかを調べるために、本を探し始めた。けれども書棚に一冊もないので、わたしはショックを受けた。
 図書館員の女性にヤエル・ハッサンさんの本を探していることを伝えた。その人は迷わず「ハイこちらですよ」とわたしたちを導いてくれた。なんと、一つのテーブルにまとめられて、特別展示されていた。びっくりしていると、ハッサンさんが、週末に行われる子どもの本の展示販売会に参加するため、アルビにいらっしゃるのだと言う。わたしも出版社の方もびっくり!!原作者に会って話を訊いたり、写真を撮ったりするために、パリまで出張した方がいいねと話していたところだった。
 
 図書館の女性は、頼みもしないのに金曜日の夜に行われる《招待作家を囲む会》の招待券を持って来て、わたしにプレゼントしてくれた。うれしー!!

 出版社の方を送り出してしまって、本当に残念。でも、わたしは金曜日の晩、一人で《招待作家を囲む会》に参加した。
 高校生数名、県内各地から招待された図書館員、新聞記者、雑誌記者などなど。。。ちょっと場違い。読書会のあと、カクテルパーティー。
 メールと留守番電話でわたしが来ることを知っていてくださったハッサンさんは、うろうろしているわたしを捕まえて、「みのりさんでしょうか?」と声をかけてくださった。自己紹介を済ませ、土曜日の朝ゆっくり話し合う時間を下さるというので、わたしはカクテルパーティーを抜け出して、家に戻って来た。もうずううっと夜は出歩いてばかり。食事も家事もいい加減なので、子どもたちも疲れている。農場の野菜が減らずに腐って行く。

 土曜日の朝、ナルボンヌから来る義父母を待たず、大急ぎでアルビに行った。ヴァイオリンのレッスンに出かけなくてはならないノエミの時間に間に合うように帰って来なければならない。
 一時間でハッサンさんとの話し合いを済ませ、今後は、メールや電話でやり取りをしてもらう約束をつけ、個人的なことをいっぱい訊いた。ユダヤ人の歴史やユダヤ教について、もっとよく知るための推薦図書をいくつか教えてもらった。

 日曜日の午前中に、子供たちをJPといっしょに本の見本市に出かける。

 ハッサンさんは思っていたよりもずっと身体の小さい人で、大作家なのに気取っておらず、有名人なのにとっても普通のおばさんだった。チョコレート職人の《ミ》さんに続いて、手の届かないと思っていた人が、近くに来て手を差し伸べてくれた。

 いい仕事をするつもり。決心も新たに推敲を続ける。

1 commentaire:

yumeko a dit…

ふーむ。みのりさん、いよいよ、軌道に乗り出したといった感じですね。いっしょうけんめいやっていると、出会いやチャンスが向こうからやってくるーーというより、みのりさんが引いて来るんですね、この運を。