2006/10/06

たまには仕事

 月曜日に耳鼻科に行き、耳がつまってるのをどうにかしてもらったが、どうもよくならず、きのう、木曜日にマスリ先生のところに出直して、抗生物質をもらってきた。

 マスリ先生のところには手ぶらで行く。医者や薬局に行くのに、お金は要らない。高い保険料を払っている(らしい)ので、ある一部の治療を覗いて全額払い戻されるような仕組みになっている。出産の時にも一銭も払わなかった。その仕組みはよくわからないけれども、マスリ先生のところに行くのにお金は要らない、ということはわかる。普通ジェネラリストと言って、とにかく「どっか悪いなー」と思ったら行く医者、というのがいて、それがうちではマスリ先生ということになっている。そこでマスリ先生が簡単に診断して「耳鼻科に行きなさい」とか「レントゲンを撮りなさい」とか言われ、専門医に送ってくれる。ジェネラリストは毎回の診察料が21ユーロだが、この前行った婦人科は28ユーロで、月曜日の耳鼻科は33ユーロだった。とにかく、《現場》でその金額を払い、保険の会社に書類を送ったら、払い戻される。この頃はパソコンでマスリ先生がなにやら操作したら、《払った、払い戻された》が自動的に行なわれるそうなので、「お金は要りません」と言われる。
 お金を払わないで済むと思ったら、具合悪い時にいつでも先生のところに走って行けるので便利だ。薬局でも同じ。ただし、薬によっては保険の利かないものもあり、そういう時に「手ぶらで気ました」と言ったらツケにしてもらえる。病気の時にお金がないからって薬を買えないのは困る。薬局でツケがきくとわかってからは、遠慮をしないことにした。悪い時には直ちに行く。

 でも、具合は悪いのである。ひたすら辛いのである。
耳も鼻も、どこもかしこもつまっている。それで、ほお骨の辺りや奥歯、目の回りも頭も痛い。首も背中も痛い。

 なのに、ひっさしぶりに仕事が来た。
潰れかけた会社に投資して、新しい会社に建物を賃貸し、潰れかけてる会社の従業員を、新しい会社では優先で雇う、というような、、、今流行らしい企業再建に関する合意書だった。
 頭が回らない上に、こんな書類は訳したことがないし、経済にはとんと疎いので、《投資》のこともわからない。投資の書類とはいえ、買い取る工場の面積などもでて来るものだから、それが《建築面積》なのか《建築延べ床面積》なのか、そういうことを調べるために、建築専門家の友人にまでSOSを送る始末。翻訳の仲間たちは、常にパソコンの前に居るので、返事が早く、適切なアドバイスをくれる。救われた。

 さっさとやって、ちょっとは寝たい。でも、書式に自信がないので、納品期日までひたすら調べものをする。夜更かしをする。だから具合悪いままだ。あーあ

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