2009/08/31

なつやすみ 8/18〜 8/23

 ロッシュフォールから戻ってきて、翌日には、今度はJPの弟たちがやってきた。弟たちは今年のお正月にパリを引きあげ、今は、ナルボンヌのそばの田舎に住んでいる。わたしたちが結婚式を挙げた、ウヴェイヤンというド田舎で、むかしJPの両親たちが住んでいた大きな家に、パリから引っ越してきた。

 弟はパリでの仕事がとても気に入っていたのだけれども、奥さんのソフィーは、どうしても田舎で、しかもアパートじゃない大きな家で、大自然の中で子供を育てたいという希望が強くあった。弟はコンピューターで会社に仕事を送って、パリには一週間に2日出社するという仕事の体勢に変えて、田舎に引っ越してきた。

 でも、見ていると、彼らは、自転車で田舎を走ったり、川沿いをゆっくり散歩したりするのが嫌いだし、バーに行ったり映画館に行ったりするのも、どうもやめられないので、かなり退屈している。海岸までそんなに遠くないのに、わざわざ両親の家に行って、プールで遊び、両親の家で食事して帰ってくるパターンが多く、バーや映画館に行くために、よく子供を両親に預けている。人ごととは言え、田舎でやっていけるのかなあ、と心配になるのだが、こうやって、お休みには私たちの住んでいる田舎にやってきて、けっこう楽しんで帰る。

 ソフィーがたばこをやめてくれて、本当にうれしい。ソフィーがたばこを吸っていたころは、お食事のあとにすぐに外に行ってしまうので、かたづけなど手伝ってくれたことがなかった。どこに行ってもたばこを吸う場所を求めて、席を選ばなければならなかったし、たばこを吸い終わるまで待っていてあげなければならないことが多かった。外でたばこを吸っているといっても、家の中に入ってくると煙の臭いがしていて、子どもたちはとても不愉快がっていたし、家の中のゴミ箱にいくらきれいに捨ててあっても、においは消せなかった。なんで、こんなに頭のよい人が、たばこがどんなに身体によくないものか、気づいてくれないんだろうと思っていた。一日に二箱も吸っていたソフィーが、自主的に煙草をやめて、彼女の肌は輝いているし、よく子供たちに抱きつかれているし、常に台所にいてわたしを手伝ってくれるし、とってもうれしい。たばこを買わなくなった分、貯金しているというので、本当に喜ばしい限り。前は「お金ないから」と彼女が言うたびに、たばこを買うお金はあるのにね、と喉まで出かかっていたのだ。。。。

 わたしたちのお気に入りの場所に案内した。森の中を10分ぐらい歩いていく、ダドゥー川の上流だ。小さな滝と、≪プール≫と呼んでる水たまりがあって、子どもたちのお気に入りの場所なのだ。水はとってもとっても冷たく、15分も浸かっていられなかった。





 家に帰ってくると、ラジオで、
「今年一番暑い一日でした。最高気温はアルビで39度、トゥールーズで37度でした。」
と言っていた。でも、わたしたちは、一日中涼しい木陰の冷たい水の中で過ごした。
水面にトンボが舞っていた。

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