2008/12/01

ふたをあけてみる

日本語クラブ第1回目

 なんか。。。準備しすぎた。

 12時45分から13時半までの授業で、しかも初回、用意された教室の場所もわからず、あつまる生徒の数もわからず。。。という状況。教室の前まで行くと、カギがかかってるし。。。時間が過ぎて行く。
 
カギをとりに行ってもらっている間に、子どもたちとおしゃべり。
 「どうして、日本語クラブに入ったの?」「なにか特別、やりたいことがあるの?」

だいたいは予想通りの返事が返ってくる。
− マンガが好きだから。
− 読み書きに興味あるから。

 教室に入ると、まずは自己紹介から。
そこで、知っている子どもたちには「XXさん、こんにちは。お元気ですか?」を言わせ、応えさせる。
知らない子には「はじめまして。XXです。どうぞよろしく」と言ってもらう。
中学生ぐらいだったら、わけがわからなくてもいちおうリピートしてくれる。何度もやってるうちに、勝手に想像したり、応用できる。
 でも、わけわからないのにただ写すだけ。。。に慣れてる中学生というのも、ちょっと危ない。

 フランス人の大人はプライドが高くて理屈っぽいので、「先生の言うことを、ひたすら繰り返して言う」というのが嫌いだ。いちいち訳してくれとか、なんでリピートするのかわけが知りたいとか、そんなこと初回からいっていたら困るのに。子供は素直でいいなあ。大人のクラスには恥を捨てて、子供のように同じことを繰り返すということを嫌がる人がけっこう居る。でも、わたしは有無を言わせず繰り返して言わせるほう。書くのはあとで。ニュアンスでわかって〜、が外国語学習初歩のポイントじゃないの?完璧に話せるようになってから。。。なんて言ってたら、いつまでも日本にいけないヨ。身体で覚えよう。

 ひがらなやりたいという中学生たちの集まりは、なんとも頼もしい。ひらがなは一週間で10字しかしないのが常だけど、いちおう、クリスマス休暇前の目標だけは立ててしまったので、初回と2回目でやるべきことが山のようにある。

 じつは、クリスマス休暇に突入する前に、一月のカレンダーを作る予定。
なので、まだ覚えてもいないひらがなを(三週間ですべてのひらがなは無理)、お手本を見て写すという力をつけなければならない。
それから、みんなが知りたがっている《漢字》をいくつか書かせてあげたい。
 自己紹介のためにも、2ケタの数字を教えたい。2ケタが書ければ、年と日付が書ける。(そのあとの時間と電話番号もすぐに。そうしてショッピングも)

《あけまして おめでとう》
のついでに、《おめでとう》《お誕生日おめでとう》もいっしょにやれば、12月生まれの我が子に《おめでとう》と言ってもらえるのだ。なんてラッキー。
 この2週間で、《あ行》から《た行》まで完璧に覚えさせるので、カレンダーには「ことし、うし どし」まで書ける。すごい、すごすぎる。ちょうど今年の1年生が丑年だ。ノエミはネズミ。

 これらすべてを総合して、「日本語なんて習わせて大丈夫かしら?」と心配している教師陣と保護者一同に、3回のレッスンの結果として、書道と折り紙と切り紙で飾られた、日本情緒たっぷりの一月のカレンダーを、クリスマスプレゼントとして家庭に持ち帰ってもらうつもり。

 月が変わるごとに、カレンダーを作ったらどうかとも思っている。


 お正月は、カルタと双六と福笑いが待っている。。。。
カルタをやりたいから、早くひらがなを覚えて欲しい〜〜〜。
書き初めのために「はつはる」も、おぼえてほしいところだが、ら行はまだまだなので、とりあえず新年に入ったらすぐにた行をやって、「いいとし」にしようかと思っている。

 たのしみ、たのしみ。 
 

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