2006/09/04

新年度

 今日から新学期。新しい学年のスタートだ。
先週になってやっと学用品を買い揃えた。6月に学級編成の表が張り出されるので、9月の新学期の担任とクラスメートの顔ぶりは知らされていた。まいとし、学年が変わるごとにお買い物リストが配られ、買いそろえるべき学用品が指示される。みんなだいたい同じものを揃えることになる。子どもたちは連絡帳や、バインダー、ペンケースなどで、おしゃれに差をつけようとがんばる。

 数年前までは学生のかばんが重いことがずいぶん問題になった。10年ぐらい前の小学生は、みんなハードカバーの重い教科書を、リュックサックに詰め込んでいて、体重の半分以上もあるものすごいかばんを背負っているような子どもも居た。最近の小学生のかばんには教科書はごく少なく、宿題も、教室でも、コピーが多く出回っている。教科書や参考書、副読本などは学校に置いてあって、みんなで貸し借りをしながら読むことも多い。

 2年ぐらい前にノエミは、かばんが重すぎて立ち上がれないことや、後ろにひくり換えるというようなことがあった。それで、JPの母がキャリーのついた旅行ケースみたいな、いま流行のかばんを買ってくれた。まっすぐな道路や、平らな廊下を転がすには都合がよくて、ノエミはかばんになんでも詰め込むようになった。石ころも、ゴミも。。。

 けれども、自宅は2階建てで子供部屋は2階であるし、歩道にはいつも路上駐車の車が半分乗り上げているために、学校にたどり着くまでに何度も歩道から道路に下りたり、道路から歩道に戻ったりしなくてはならないので、転がすというよりも、持ち歩くことになる。
 学校は2階建てで、エレベーターもエスカレーターも当然なく、母も居ないので、子どもは自分のかばんは自分で持たなくてはならない。だから、キャリー付きの超重量リュックは、危険だ。
キャリーがあるという安心感から、リュックサックよりもたくさん詰めてしまっているので、そんなかばんを階段の途中で転がしたり、仲間の脚の上を轢いたり、その巨大なスーツケースが教室で邪魔になったりするのがいやで、私はそのかばんを学校に持って行くことを禁じてきた。一年間毎日注意して、どんな時にも替わりに持ってやることはせず、邪魔になったりすると叱ってきたが、だめだった。ころころ転がして歩くスタイルが、スチュワーデスみたいでかっこいいのだ。

 学用品を揃えたら、かばんがパンパンになった。JPが何を言って説明したのかわからないが、ノエミは前に使っていた肩掛け用のリュックを出してきて、膨らんだかばんを背負って出掛けた。今日持って行く学用品のほとんどは、先生が確認したあと、教室の棚に保管されるので、帰りはだいぶ減っている予定だ。
 
 ゾエの持ち物は、私用のものはほとんどなく、名前を付けずにクラスみんなで分け合って使うことになる、紙のティッシュと濡れティッシュのケース、サインペンのセットなど。お絵描き用のエプロンは去年の使い古しだから汚いまま持たせた。室内履きはお隣のメリオッサンのお下がりをもらったので、ちょっと拭いて持たせた。お昼寝用の大きなバスタオルはうちにあったものだけど新しいものにした。連絡用に使われるとおぼしき、真っ白な封筒5枚も、リストにあったので持たせた。

 新学期はきれいな服を着ている子どもが多い。でもうちの子たちは夏の名残、日本の友人などのお下がりなどで出て行った。朝涼しかったので、長袖で出て行ったのだが、お昼に帰ってきて、靴下も長袖もズボンも脱いだ。まだまだ夏の名残で大丈夫そうだ。

 新しい学年が始まって、私もやる気が出てきたが、とりあえずはこの静けさを味わう。。。
(といいつつ大掃除が待っているのだあ) 

 
 

Aucun commentaire: