2006/09/01

夏の終わり

隣家に挟まれた壁のすきまの、我が家の小さな中庭から、真っ青な空が見上げられる。
《中庭》と称されている小さなスペースの、更に小さな地面の土に、緑が映えてきている。
トマトはそろそろ終わりだ。オシロイバナが満開で、その他にも『日本の芝生セット』という種の袋をばらまいたあたりに、日本の河原の土手に咲いているような小さな草花がにょきにょき生えてきて、雑草化している。しめしめ

 ああ、9月になってしまった。
夏休みが終わる。夏はとっくに終わってしまった気配だ。

 ゾエが蚊に刺されたらしい。夏も終わって、今年初めて蚊に刺された。
右目のまぶたなんか、刺されちゃって痛々しい。
あまりにもお岩さんを連想させるので、朝食のテーブルで、いきなり『番町皿屋敷』の物語を語ってきかせてしまった。朝っぱらから。。。

 夕べちょっと膨れていたので、うちにあったクリームを塗ってやったら、今朝は《お岩さん》で、まぶたが開かないので、午前中にマスリ先生の診療所に連れて行った。
待合室で、なにやらせっせと書いていると思ったら、マスリ先生にプレゼントする絵だった。
いつも出掛ける時にはペンと紙と、雑誌などを持ち歩く。

 どんなヤブ医者でも間違えようのない、ただの虫さされでしかなかったので、虫さされの薬を処方してもらい、薬屋に直行した。朝市にはJPとノエミに行ってもらった。

 JPは屋根裏部屋に天窓を取り付ける作業で一週間が過ぎた。
わたしは、サロンの残っていたペンキはがしをやったりしている。
子どもたちは学校が始まるのが待ち遠しそうだ。退屈している。

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