2006/08/10

アヴィニョンの橋で踊る、アルルの女

 午前中は、スーパー開店と同時に突進して、スペインの日用品を見て歩いた。私はスペイン産のワインとフラメンコのCDと、土鍋を買った。《か》さんもスペインのお茶などを大量に買っていた。そのあとジローナの町でまだ見ていない東側の観光。《か》さんは観光土産のお店を見たいと言った。そしてちょうどお昼ごろ別なスーパーへ、昼食用の買い出し。
 高速の入り口はわかったのだが、方向を間違えてしまった。結局太陽の方角と、線路の位置などで、わたしたちはフランス国境から離れつつあることを確信した。Uターン、そしてまた自信をなくしてUターン。その辺りでUターンの連続、つまり3回ぐらいOの字を書いて、ガソリンスタンドに到着。おばさんが身振り手振りで、フランス国境への入り口を教えてくれた。

 本日は、アヴィニョンに泊まる予定。夕方暗くなってからようやくたどり着いた。ジローナからアヴィニョンまでは距離にして340キロぐらい。途中渋滞などもあったので、ずいぶん遅くなってしまった。アヴィニョンは観光客で溢れていた。シテ内には駐車する場所がなくて、ホテルで《か》さんたちを降ろしたあと、はるか彼方の郊外にやっと車を止め、私とゾエはまたしてもひたすら歩いた。ぜーぜー
 携帯で連絡を取り合って、レストランが軒を連ねている地区で待ち合わせることができた。

 《か》さんのお誕生日なので、私がごちそうすることにした。でもちゃんとしたフランス料理を食べさせようと思ったら、3時間も4時間も掛かりそうだったので、《か》さんもその辺の空いている所でいいよ、と言ってくれたので、手頃なテラスに腰をおろした。

 ゾエがメリーゴーランドに乗りたいと言っている。きらびやかにライトアップされた夜のメリーゴーランド。《か》さんは「明日また遠くに行くんだから、早く帰って寝よう」と言い、《ゆ》ちゃんには夜遊びを許さなかった。もう10時ごろなので、そりゃあ当然だ。でもわたしは、ひたすら振り回されているこの小さな我が子が不憫で、「じゃ、食べ終わってからね」と約束してしまっていたのだ。《ゆ》ちゃんには気の毒、《か》さんには申し分けなかったが、「ちょっと車に忘れ物をしてしまって」とかなんとか言い、ホテルには別々に戻ることにしてもらって、2人の姿が見えなくなってから、ゾエをメリーゴーランドに乗せてあげた。

 今晩は一部屋に4人で泊まることができなかったので、2人部屋を2つとってあった。ゾエはママンと2人だけで、しかもゆっくりホテルのお風呂に入れると言ってとても喜んでいた。

 ゾエのお風呂を溜めている間に自宅に電話したが、10時半を過ぎているというのに誰も出ない。
11時過ぎに掛け直すと、JPが「従兄が気の毒だったので、昨日はフランス料理のレストランに連れて行き、今日はうちでいっしょに食事して、さっき車に5人乗せて民宿まで送ってきたところ」と言った。5人乗りの車に6人乗せたとは。JPがそーんな法律違反のできる男だとは思っていなかったので、ちょっとびくりしたが、従兄の面倒をちゃんと見てくれたようなのでほっとした。

 ゾエと2人で、お風呂に2時間ぐらい入っていた。今晩は部屋が別々で、これまでのように行かないので、夜中となりの部屋の《か》さんから電話が掛かってきて、明日とあさっての打ち合わせを電話で行なった。

 あさって《か》さんたちはパリへ向かうのだが、トゥールーズの空港までどうやって行ってもらうか。。。ちょっと問題になっている。明日はアルルへ向かう。ホテルに着く手前で要ガソリン補給のランプが点滅して、ものすごいアラーム音が響き渡った。翌日ガソリンスタンドまでたどり着けるのか。。。不安。。。    続く

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