2006/05/18

エイ・エイ・オーの母親会

 先日の母親会議で、ボランティアを募っていたのに、役員以外は誰も来てくれなかった。
だから、会議やり直し。

「ボランティアが居なければ、学校行事が成り立たない。子どもたちが楽しみにしている、学年末のお祭りを、成功させましょう」
という内容のビラが配り直され、門の前にも貼り出された。

 さあ、折り紙スタンドのアシスタントも募らなければ、私一人でスタンドを切り盛りしなければならなくなる。でも、この前の会議でコブシを振り上げたものの、満月の下で興奮していた時に「とっつかまえて、むりやり手伝わせる」などと言っていたのに、朝の眩しい光のもとでは、そのような勝ち気はしぼんでしまった。
 それに、この会議で、誰かアシスタントを申し出てくれる人が居るかもしれない。

 今回は役員以外に、5人の父親・母親と、役員でも前回来なかった人たちが、新たに数名加わった。前回話し合われたことの解説が繰り返され、今回新たに会議に参加してくれた人たちが、一体何をやってくれるかのリストが作られた。

 折り紙のスタンドは、幼稚園に子供が居る、若くてきれいなモロッコ人のナディアさんが手伝いたいと申し出てくれた。すぐ横に座っていたので、ほかのスタンドにとられる前に「私といっしょに折り紙やりませんか?」と訊いたのだ。ちゃっかりしてる。
 ナディアさんは折り紙を知らなかったけれども、お祭りの前にレッスンしてくれるなら手伝うと言った。もともとアシスタント・マターネルといって、子供を預かる仕事をしている人だった。折り紙を習って、預かっている子どもたちを喜ばせたいと言ってくれた。

 ナディアさんは、うちと同じ通りに住んでいるそうだ。うちはカルビニャック通りの62番地で、ナディアさんのお宅は33番地。肉屋さんの隣。ちょうど同じ日に、このごろ親しくなりかけていた26番地に住んでいるカロルさんが「じつは来週引っ越すのよお」と打ち明けてくれて、ちょっと淋しい気分だったので、ナディアさんの登場でパアッと明るい気分が戻って来た。

 ナディアさんは女の子が1人なので、うちの子たちに遊んでもらいたい、と嬉しいことを言ってくれた。(でもうちの子たちまだ見てないからねえ。申しわけないけど、今は期待させておこう)
 ちょうど私とナディアさんの間に、役員の中で一番陽気でおしゃべり、とても親切なバレリーさんがいてくれたので、ナディアさんは「この母親の会は、とっても楽しそうなグループ」と思ってくれたようだった。(みんなバレリーさんみたいと思ったら大間違いなんだけど、今は期待させておこう)

 ナディアさんが手伝ってくれたら、お祭りのとき、交代でトイレにも行ける。助かったあ。
ノエミも手伝ってくれると言っていることだし、どうにかなりそうだ。

 どんな紙でも折り紙できると、繰り返し言っているのに、「みのりが使ってるようなきれいな折り紙を、どこかで手に入れなければ」とか、「薄い紙じゃなきゃだめだ、普通折り紙の紙は何グラムなの?」などしつこく訊かれた。新聞紙でも、ノートの切れ端でもいいんだけどって言ってるんだけど、私を無視して「トゥールーズのお店まで行かなきゃ、残ったら来年使えばいいし。」と話し合いが進んで行く。

 修行を積む前に道具にこだわる。料理が下手なやつは、道具のせいにする。
フランス人の縮図をここに見た。

 私は新聞紙で作る等身大カブトと、チラシで作るゴミ箱と、それからノートを破って、校庭で遊べる、嬉しなつかし紙ヒコーキを考えていたんですけど。

「来年も、私がやるんですか?」
アンタしか居ないでしょー。
 ノエミは最終学年だけど、ゾエは幼稚園と小学校、合わせてあと7年あるので、あと7年はやってもらうと言われた。え?うそ。

 PTAの会議で、図々しくも《日本文化センター(私が勝手に言ってる仮称)》のチラシを配った。すでに評判を聞いている人、知らなかったけれども日本に興味ある人などが、そこに来ていた人たちの中にも、数人居ることがわかった。
 「日本語に興味あるのよお」と言ってる人もいて、「日本語教えてるんですけど」と言ったのはよかったけれども、「じゃあ、ちょっと教えてー」などと言われた。むっ
プロに「ちょっと教えてー」と言ったらいけないのだ。

 私は、ボランティアでは日本語は教えないんだから!
プライド高い分、お月謝も高いのよー。
私の授業料は高いので、JPはもう習のをやめた。
結婚したら日本語が上手になれると思ったら大間違いだった。
 高い月謝を払って、宿題をもらって、叱られて。。。そういう覚悟がなけりゃあ、上手になれないのであるからして。ほほ

 剣道はただで習ってる。そうか。。。だから上手になれないのかねえ。
 

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