2006/05/02

消えた過去がよみがえる

 猛烈に働いて、六ヶ月片付かずに居たサロンのペンキはがしと、庭の整備がついに終わった。あとははがしたペンキの上から新しいペンキを塗って、整備した庭に草花が生えて来るのを待つだけだ。いったい今までなーにをやっていたんだろうと思うぐらい、この数日間で片がついた。

 ノエミの部屋を片付けていたら、幼稚園時代に描いたものの紙や、クリスマスに食べたキャンディーの包みや、一昨年の冬に拾った石も、去年の夏に拾った貝殻も、至る所から出てくる。ちびた鉛筆も、折り紙で作ったウサギやツルの山も、欠けた物差しも、ネジがゆるくなったコンパスも、捨てられない。

 それで、はっとして、日本に電話した。

 操作ミスで、これまでこのサイトで公表した、11月と12月の日記が、先日あと片もなく消えてしまった。途方に暮れて腰を抜かしたのも束の間、実家の向かいに住んでいる従兄が、母に毎日の日記を運んで行って、仏壇に線香を上げて帰るのが日課になっているという話を思い出し、従兄と母なら、私の日記を残しておいてくれているかもしれないと思ったのだ。

 あった、あった。
実家には全部あった。

 当然パソコンには残していないけれども、従兄がプリントアウトして母に届けたものは、何から何まで残っていた。

   お兄様、アリガトオオオオ

 従兄は私のメールを読んで、私が母に電話する前に、すでに母の所に日記が残っていないか訊きに行ってくれていた。何ともまあ、ありがたいことだ。

 こんど山川漬けやら、かつお節やら、エビせんとともに、11月と12月分の日記も送ってもらうつもり。

 希望は捨てるものではない。
母も、すてたものではない。

  かあちゃん、ありがとよーーー

 教えを守って、ものを捨てない主義を実践するべきだろうか。。。

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