2010/01/30

工事中

 家を買った時に、内装のやり直しや、古い部分の修理や、気に入らないところの改修を、完璧に終えてから引っ越すべきだったのだ。《住めば都》とか《生活しながら少しずつやればよし》と思っていたので、すでに五年以上もうだうだと汚い工事現場みたいな家で、暮らし続けた。修理にはお金がかかる。時間も必要。なまじ普通に暮らせているので、改修工事を急がせる切迫感もなく暮らし続ける。
 JPの優先は屋根裏部屋を住める部屋にすることだ。かなりお金と時間をかけたわりに、進んでいないのだ。
わたしの優先は日々の大半で過ごす台所だ。しかも食べるものを扱う場所だから、清潔第一なのだ。ホコリまみれの暮らしはうんざりなのだ。
 と、いうわけで、今ごろになって突貫工事をやっている。

 築百年を超えた家だから、ここで暮らした家族もずいぶんな数になっているはずだ。台所の壁のペンキは、四重か五重塗り。わたしはせっせと壁をこすり続けた。でも、ペンキはなかなかはがれない。健康的な家を目指して、不衛生なペンキをはがすために、強力パワーの化学薬品も導入した。諦めて、ペンキはがしを取りやめてはや数年。。。ついに、最後の手段発見。電動カンナで、壁のペンキを削ってしまえというわけだ。信じられなかったけど、ものすごい効き目!手作業で一時間に三十センチ四方もはがれなかったペンキが、電動カンナを使えばあ〜ら不思議。5分で三メートル四方!らくちんらくちん。問題は巻き上がるホコリ。マスクをしているけれども、ものすごいホコリでお先真っ暗になることしばしば。

 月曜日にはヴァイオリンの先生が自宅でレッスンをするし、水曜日には日本語レッスンもある、人が来るとなると、家を片付け、台所を元に戻す。この間、わたしが風邪でノックダウンし、ノエミも風邪で学校を休んだので中断。できる時には一日に一時間でもホコリにまみれる。ホコリを立てる碑には、テーブルを台所から出して廊下で食べる。10日ほどで満足な裸の壁になった。

 これから色を塗る。フフフ。


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