2009/04/27

まめ も ちらほら



 毎年恒例、全日本剣道連盟派遣の先生による剣道の講習会が、トゥールーズで行われた。
これまでも毎年、七段、八段の先生にお越しいただいて、わたしはほかの2人の日本人剣道仲間と一緒に、通訳兼アシスタントをさせていただいた。トゥールーズのクラブの人たちは、会場の準備や、昇段審査の用意、食事・観光の手配など、ずいぶん前から準備を進めて来た。わたしも早めに家を出て、空港・ホテル・レストランの道のりなどを復習した。運転手もしなきゃならなかったので。それでも、当日はいつもハプニング続きだ。

 土曜日の朝は70人ほども集まった。30人ほどが昇段の審査を受け、半分ぐらいが合格した。
基本打ちのほかに、日本剣道形の指導も行われ、もちろん稽古もたっぷりあった。
わたしは土曜日も日曜日も、先生との稽古を待つ長い列に並んで、地稽古を一本お願いした。
これまでの先生方と違って、今年の先生は、七段ながらも実は38才という若さ。先生の動作の速さを見ていて、高校時代の同級生や先輩方を懐かしく思い出した。打たせて褒めるおじいちゃん先生とは違い、容赦しないでどんどん攻めてくる。偉そうにしてる奴は根性を叩きなおしたる。。。というような。。。そのような雰囲気があるなあと思った。でも、先生より若い人の方が多い講習会なので、気さくで笑いを集める冗談なども飛び出し、みんなとても喜んでいた。

 わたしは、脚さばきに問題があるらしい。よく転んだり、遠いところから面を打たれるのもそのせいなのだろう。もっと走らなければならない。そして身体も軽くしなければならない。反省、反省。
 とっても、面白い二日間だった。

 去年の同じ講習会でお会いした滋賀県の脇本先生には、去年の秋に再会し、同じく滋賀県で剣道をしている姉と二人で、先生の稽古に参加した。先生はわたしに新しい胴をプレゼントしてくださり、ほかのぼうぐと釣り合いが取れなくなったのを見兼ねて、姉は剣道衣と竹刀・小手・面を新調してくれた。日本の剣道形は身なりにも厳しいのだ。「初心者じゃあるまいし、そんなの身につけてたら強くなれないよ」と言われていたのだ。
 新しい先生の胴は、バシバシ打たれまくった。姉が特注してくれた小手はまだ硬く、竹刀も重く、ちょっとやりにくかった。でも、もっと身体を慣らして、防具が身体にぴったり合うように準備しておかなければならない。
 次回は滋賀県のほかに、三重県と吉野川源流の山奥でも、道場巡りを約束してしまったのであるのである!!
(そして開聞辺りでも同級生剣士が待ってくれているのである)

 ああ、また荷物が多くなるなあ〜。

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