2007/06/29

靴がボロボロ

 6月25日(月)に予定されていた、最後にして四回目のサイクリング・ボート実習が、暴風雨のため中止になった。先生方と食べるために用意した10人分のピザは、夕食に回されることになった。

 26日(火曜日)学校の会議。
この前のお祭りの反省と、夏休み前に開かれるPTAのピクニックについての話し合い。
去年孤独で緊張続きのピクニックにしてしまったので、今年は参加しないことにした。

 27日(水曜日)マイリスの誕生会。
ノエミのクラスのマイリスが、誕生会に招待してくれた。ご近所だと思って歩いて行ったら、ずいぶん遠かった。
「せっかくここまで来たのに、連れて帰るのもかわいそうでしょ。」
と言われて、ゾエもお姉ちゃんたちの誕生会に加えてもらった。
お庭に木造のかわいいままごと小屋があり、ゾエは一人でままごとをして遊んだらしい。
子ども達がいない水曜日。6時までのんびりできた。

 28日 (木曜日)学校の前のジャン・ジョレス公園に、放課後クラスの友だちと集まって、おやつを食べた。火曜日は暴風雨だったので、木曜日に変更して正解だった。大きな雲がものすごい早さで移動した一日。
がんがん暑い時間と、曇り空で寒々しい時間が、めくるめく速さで一日中カーモーを駆け回った。

 29日(金曜日)徒歩で遠行
 8時半に約50名の小学五年生たちが学校の前でバスに乗った。
わたしはラッシェルと二人、自動車でバスのあとを走る。
ポンペロンまで約20キロ。あっという間に辿り着いた。

 バスを降りるといよいよスタート。
 ポンペロンから学校まで、車の通らない林の中や、川のほとりを、歩いて帰る。途中でピクニックをしながら。
休憩場所が5カ所ぐらい指定されていたので、わたしとラッシェルは自動車を先に進めて、休憩所で子ども達を待つ。50人の引率に、徒歩での引率を申し出た保護者はひとりだった。
 アンドレアのお母さんはサイクリングでの自転車引率にもずっと参加していた。それを知ってるわたしも、じつはずっと自動車で参加している。来年まだ体力があったら、自転車と徒歩で参加するつもり。。。あ、そうか、来年は我が家には小学生がいないんだ。よかった。。。ゾエが小学5年生になった時、わたしにまだ体力が残っているんだろうか。

 ポンペロンからカーモーの学校まで約20キロ。ノエミの靴底がすり切れて(もちろん、左足の内側のみ)、途中からわたしの靴を履かせた。同じサイズでラッキーだった。子ども達は丸一日、つまり、朝の9時から夕方の4時半まで歩いたことになる。脱落者は3人。頭が痛い、足が痛いなど。学校についたらかなり元気だったけど。

 ノエミはその晩、アルビでヴァイオリンのコンサートに出なければならなかった。
アルビの音楽学校は、カーモーに較べると三倍ぐらい人が多く、ピアノでもヴァイオリンでもレベルの違いは明らかだった。聴きに来る人たちのセンスや、姿勢や、音楽に対する知識もまるで違う。プロになると決めている子どもがたくさんいて、プロ並だったという親もたくさんいる。
 そういう雰囲気の中、ノエミは間違いもせず、堂々と自信を持って演奏できた。先生や視聴者にも、ずいぶん褒められた。
日本人の友だちが二人、自分たちの子どもを伴って来ていた。まりさんもひろこさんも、ノエミがこんなに上達して、驚いていたみたいだった。ふふふ。ははは、鼻が高かったのである。

 あっという間の一週間だった。

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