2007/06/02

中学の入学案内

 フランスの小学校は5年制なので、ノエミは今度の新学期(9月5日)から中学生になる。ビクトル・ユーゴー中学校という名前で、この名前の学校は、フランス中のどの町にもあるんじゃないかと思う。
 
 先日成績表をもらって来た。落第せずに中学校へ進学できます、という評価がついていた。

 今週末には中学校から『体験学習』の案内が来た。
まずは6月23日土曜日、午前9時から、親と生徒を集めての、中学校での全体会議。学校規則などの説明会と、校舎見学。質問があったら何でも訊いてください、とのコメントが入っている。

 それから、夏休みの体験入学の期限を決定する用紙。
7月5日から7月20日まで毎日、9時から国語(フランス語)、10時から数学、11時から英語。お昼は自宅に帰って食べる。
午後は2時から5時までスポーツや芸術など、ほとんど遊び。。。とある。
7月に来れない子どもは、8月21日から31日までに来てもよい。

 ノエミは8月には親戚や遠方の友だちが来る予定と、ロッシュフォーという町への家族旅行の予定があるので、7月のに申し込んだ。
体験入学は無料、とある。
毎年、2ヶ月という長い夏休みの大半は、JPの実家で過ごす。2年前からは乗馬を始めたので、夏の乗馬キャンプに行っていた。でも、今年はこの体験入学をとても楽しみにしていて、キャンプもおじいちゃんの家にも行かないと去年から言っていた。
 毎年、乗馬キャンプにはずいぶんお金が掛かっていたので、今年は助かった〜〜。

 もうひとつは、《バイリンガルクラス》への申し込みだった。

 前に住んでいたグローイエという町では、小学校の2年目に《外国語》の授業を受けるようになった。その時の選択で、英語と、アラビア語とスペイン語の中から、ノエミはスペイン語を選んだ。クラスの3分の1ぐらいは家庭でアラビア語を話す子どもたちだったので、アラビア語のレッスンは人気があった。英語はもちろん人気があって、教室が満員だった。スペイン語は5人ぐらい。ほぼプライベートレッスン。。。ノエミは、「英語はテレビや音楽で耳にするから、少しは単語を知ってる。習わなくても入ってくるからスペイン語をやる」と言って、スペイン語のレッスンを楽しんでいた。
 3年生の終わりに引っ越した時に、ジャン・ジョレス小学校では外国語の選択がなく、《スペイン語》だけだった。ノエミはグローイエで運良くスペイン語を取っていたので、続けてやることができてよかった。

 ところが、中学校ではなぜか《英語》しかないという話だった。この小学校ではスペイン語しかやらなかったので、とってもおかしいシステムだと保護者会から抗議が出ていた。そうしたら、おととい、《バイリンガルクラスのお知らせ》という案内が来た、というわけだ。

 中学1年生の英語の授業は週に4時間のところ、バイリンガルクラスでは、スペイン語3時間、英語3時間の計6時間を行うという。ただし、宿題などもその分増えるので、その気がある生徒、これまでのレッスンで問題のなかった生徒に限り、少数制となる、とのこと。
 ノエミはこのバイリンガル・クラスに入りたいと言っている。

 ずっとスペイン語をやって来たし、じつは英語はあまり好きではないので、スペイン語をやる分英語の時間が減るならそっちがいいと言っている。スペイン語をやる分スポーツが減ればいいのに。。。とも言っている。ノエミは学校のお勉強はよくできるのに、スポーツが平均点を下げている。
 わたしは夏休みから来年度に掛けて、日本語をやろうと思っていた。もっとちゃんと日本語を勉強させなければいけない、と思っているのだ。でも夕方は学校の宿題が多くて、日本語をやる時間がない。音楽もやっているから、毎晩練習に時間が削られる。水曜日と土曜日は習い事をやっている。子どもも大変だよなあ。。。

 トゥールーズなどの大きな街では、日本語のレッスンをやっているのだ。それにも連れて行きたいなあーと思っている。
どうにかしなければ、スペイン語と英語がペラペラで、日本語がへらへらだったら、笑われてしまう。
よく母に、人に日本語教える前に自分の子にちゃんと教えろと言われている。そりゃあそうだ。

   がんばります。

6月は学年末でいろんな行事が目白押しだ。でも、フランスは卒業式などがないので、ちょっと物足りない。

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