2009/11/14

JP 病欠のまま

 JPの病欠が一週間ごとに延長され続けている。
ぜんぜんよくならない。
やっと三週間前から予約していた、スキャナー検査の順番がまわってきたものの、「手術を」と言われたって、この辺りじゃ、誰もやる人のいない手術らしいので、トゥールーズまで行かされる。
 「急いで」と言われても、この地方でその手術をやれる病院が二カ所なので、なかなか予約も取れない。とりあえず、スキャナーを撮ってからさらに一週間後に、トゥールーズの腰の専門医との予約が取れたけれども、手術はいつになるやら知れない。右足は麻痺が始まっている。痛くて毎晩眠れないらしい。つくづくお気の毒なJP。

 《ザマミロ》なんていって検査入院させた内分泌系の方は、いまだに原因が分からないまま。検査入院したのももう一ヶ月以上前だって言うのに、特別な血液の検査をするラボが県内に一カ所だけだから、なかなか検査結果がもらえないなんて言う。検査入院の時に撮ったスキャナーも、その他のいろんな映像も、まだぜんぜん見せてもらっていない。医者が呼んでくれない。こんなことしてる間に、どんどん悪くなってるんじゃないかと思って、わたしはかなり不安だってのに〜。

 でも、JPが家にいてくれるおかげで、わたしはお外で心おきなく仕事ができる。家に主夫がいるっていうのはありがたいなあ。時間を気にせず外出できる。ただし、家事一切を任せられないし、犬の散歩もゴミ出しも、力仕事も、なにもかも一切お願いできないので、わたしはとっても疲れている。10月から片道1時間半もかかるところで日本語を教え始めてしまったし、プライベートレッスンもやっているし、今週などは日本からテレビの撮影も来たので、へろへろだ。家にいない時には、食べるものだとか、いろんなものを整えて出て行き、帰って来たら、ぜんぶ何もかもが散らばっているので、どっと疲れる。そのうえ、お父さんったらかなり鬱になっているので、家の雰囲気はかなり悪い。子ども達はこのごろあまりけんかをしないので、それだけは助かる。

 剣道に行くのはもちろんやめた。稽古の時間が食事の時間帯で、食事の時間帯に家を開けるのはただでさえ気まずいっていうのに、身体の不自由な夫にすべてを任せるわけにもいかない。自分の残されたエネルギーがもったいないのと、JPの病院通いが優先なのとで、自分のアキレス腱の治療は行くのをやめることにした。剣道も行かないから、アキレス腱も切れたりしないだろう。

 
 とにかく、ここで、負のエネルギーを吸いすぎちゃ〜いかんと思い、がんばって、周囲を励ましている。働きすぎてる友人に、小包おくったり、病気のともに手紙を書いたりなどしてみる。まるで自分が世界で一番幸せな人間のように、明るい太陽をふりまけられたらどんなにいいだろう。

 学校のお母さん仲間と持ち上げた、《学校にわらで作った教室を》の運動も、せっせと楽しくやっている。会議をうちで主催して、家にこもっていたJPにも、会議でわらの家について語ってもらった。みんなJPを頼りにしてくれると言ってくれているので、がんばって早く治って、わたしたちの大プロジェクトの核として活躍してもらわなければ。

 昨日テレビの人を送り出したあとで、レンタカー屋さんに車を返しに行ったら、「傷がついてますよ」と叱られてしまった。修理代を払えと言われて真っ青になった。ミーさんも掛け合ってくれて、レンタカーの保険が利くことがわかり、2000ユーロぐらいかと思ったら、修理代は82ユーロだそうだ。それでも、病気のJPにそんなことは言えないので、日本のわたしの雇い主さんに泣きついて、わたしの通訳の報酬のほかに、修理代も出してもらえることになった。救いの神はやっぱりいるのだな〜。涙出そうになった。ううう。申し訳なくって、やりきれない。

 でも傷だけですんでよかった。人身事故があったら怖いので、これからは通訳だけさせていただいて、運転手は別に雇ってもらおうかと思う。能力もないくせに《通訳》までやっていることだって、もともと不相応なのであるからして。いろいろクビ突っ込みすぎて、自分で自分の首を絞めている。
 見積もりを8時間労働で出していたっていうのに16時間も働き、家族を犠牲にした上に、見覚えのない《傷つき》事件にまで巻き込まれ。。。もう、いったいなにやってるんじゃっ?て感じ。

 とりあえず、明日は一日中寝て暮らすことに決めた。久しぶりに予定がなんにもない週末だ。
うれしい〜。しあわせ〜。ありがとう〜。ありがとう〜。ありがとう〜。

 

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