JPの両親は現在、ナルボンヌ*という地中海に面した町のそばに住んでいる。ナルボンヌは地図で見ると、モンペリエと、スペインとの国境のペルピニャンの間。日本の奈良のような町で、地面を掘ったらローマ時代の遺跡が、わんさか出てくるような所だ。
せっかく2時間半も掛けて、カルモーから来たのだから、なんといっても海を見に行きたい。
サン・ピエール海岸に行った。ここは夏休みには人口が10倍ぐらいになる。夏だけの貸別荘が、水際から山のてっぺんまで広がっている、夏だけ観光客が集まる所。冬に来たら誰もいないが、今はまだ人が沢山いて、レストランやブティックも開いていた。
子どもたちと海へ。風が強く水は冷たい。岩場で釣りをしている人がいた。JPはゾエと貝殻拾いをした。ノエミはカルカッソンヌの城壁*みたいなのを建てると言って、1メートル四方の穴を掘り始めた。みるみる壁ができて行く。中世のお城のことなら、まかせて。ちゃんとお堀も、跳ね橋もある。
魚の頭を発見!口が針のように長くて、頭の細い魚のようだ。頭しかないのでわからない。ゾエといっしょにしゃがんで見ていたら、通りかかったおじさんが「オーフィーだ。針魚ともいうんだよ」と言って、魚の頭を置いた所から、指で砂に魚の身体の形を描いてくれた。「こーんなに細長い魚で、長さはこれぐらい」
こんなふうに泳ぐ、と言って見せたくれた動きは、ウミヘビみたいだった。
海と釣り人を見ると、思い出す人は一人しかいない。
2005/09/10
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