子どもたちは学校におやつを持って行く。休み時間に食べてもいいことになっている。おやつはできるだけ自分たちで作らせる。今日も1週間分のクッキーを作った。
子どもの時の台所、というのは嫌な思い出しかない。ハイミーをこぼして母に怒鳴られたこととか、料理の手伝いをしなかったんだから洗い物、というわけで、湯沸かし器もないのに、皿洗いをさせられた記憶。
袖と前を濡らした、冷たい思い出。今でも洗い物は嫌いだ。
フランスの台所にはハイミーはないが、うちには湯沸かし器はあるので、台所に子どもを呼ぶことができる。子どもたちはお菓子づくりが大好きだ。
ただ、ちょっと面倒なのは、なんでもできると思って、言い出したら力づくでもとことんやる3歳と、なんでも知っていると思って、へらず口を叩き始めたら、耳が聞こえなくなる8歳が相手だ、ということ。
台所が戦場と化するのも時間の問題だ。
ホトケの私であるから、最初は余裕を見せて、冷静にお手伝いを差し上げているが、言うことは聞かないし、言ったことはやらないし、汚すし、喧嘩するし、ああ、腹が立つ。。。
オーブンにお菓子を入れて、怒鳴り始めたら、子どもたちが消えてしまった。
この前、母に「子どもたちを、ガミガミ叱ってはいけない」と言われた。
まーさか、あの母に、そう言われるとは思ってもいなかった。
彼女は歳とともに小さくなり、おそらく丸くもなったのだろう。
子どもたちが作ったハートのクッキーを、食べさせてあげたいなあ。
2005/09/19
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