ラクダは楽だ?
道路の脇に、ラクダが、いた。
ヒトコブラクダだった。
フランス語ではヒトコブラクダのことをdromadaire(実はもっと難しい発音ですが、私はドロマデーと言ってます)、フタコブラクダのことを chameau(シャモー)という。
コブ1個の違いで、単語がすっかり変わる上に、chameau の方は複数形で s をつけない chameauxとなるので、フランス語を学習するものには頭が痛い。
フランス語学習者の単語暗記に、ちっとも楽じゃないそのラクダが、道路の脇にいた。
真っ赤なテントの脇にいたので、町にサーカスが来ている、ということがわかった
セネガルにはヒトコブラクダが沢山いる。荷物を運んだりヒトを載せたりして、のっしのっしと歩いていた。
ヒトコブラクダの背中に乗って砂漠を往くのは結構大変だ。
膝を折ってしゃがんでもらって、よいしょと勢いをつけて上る。鞍(くら)はコブに被せるヘルメットみたいな形をしていて、そのてっぺんにキリンの角みたいなハンドルがある。これでは舵はとらない。落ちないように捕まるだけ。
この前も高速道路の脇で、いきなり象を見た。仕事に遅れそうで150キロぐらいで飛ばしていたので「目の錯覚だったの?」と思っていたが、象の後ろに赤いテントがあった気がする。
「あれもサーカスだったに違いない」と、道路脇にはためく、赤いテント前のラクダを見ながら思った。
トラックに乗って来たのだろうか。人を載せて来るわけはないだろう。
ラクダも楽じゃない。
2005/09/05
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