アルビのクラブに、ちょっと乱暴な人がいる。頭のてっぺんをバシバシ叩かれる。自分の奥さんと同年代、しかもか弱き女性(わたし)を、こおんなに強く打ちまくって、心痛まないんだろうか。(もしや妻の代わりにぶん殴られてるんだろうか?)
よそのクラブから最近引っ越して来た若造クンが、自分よりも暴れ者なのを見て「これでわたしのよい稽古相手ができた!」などとほざいている。
わたしを叩くのやめて、若造クンの相手だけやってもらえたら、そりゃあうれしいけど、しかし、先が思いやられるなあ。
ところで、この新メンバー《若造クン》のスタイルは、気に入らないっ。とにかく人より速く走り回って数うちゃ当たるさって感じ。飛んだりしゃがんだりして上下に動きすぎる頭も許せん!竹刀を床に打ち付ける癖も腹が立つ!
でも、速さで勝てないので、一本取れず、バシバシ叩かれて帰って来た。
「あいつが嫌い」と言うと《負け犬の遠吠え》でしかないので、くやし〜。
なんとかわからせえてやりたいっ。
我が家から90キロぐらい離れたトゥールーズで、剣道講習会が行われた。ボルドーにもターブにも、パリの講習会にも行けなかったので、日帰りできるトゥールーズには張り切って行くことにした。
若者のボカスカ剣道をとっちめてくれる先生だったらいいなあ。
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金曜日の夜は特別招待客のための《小さなお稽古》会。道場が狭いので、人数を30人程度に制限したのだ。
全体数が少ない地方の稽古だと、3段から5段までが《最高段者》となってしまう。だから、このあたりが先生にもチェックされるし、先生とも直接稽古させていただけるし、《もと立ち》という責任ある位置にもつかせてもらえる。
先生は、わたしが普段目指している《大きくきれいな面を打て》と言ってくださる人だったので、とてもうれしかった。
「走り回ったり、数打たんでもいいっ」と若造どもが叱られておったぞ。むひひ
講師は奈良からいらした上垣先生。例年は警察学校などから一年間の予定で指導員が派遣されてくるが、今年からそのシステムが変更になり、指導員は三ヶ月だけで全国を移動することになった。
わたくし、先生から「上手だね」と言っていただいた。昔は大きいフランス人に対して有利な小手と胴が得意で、そればかりやっていたけれども、この数年はもうずうっと大きくきれいな面だけを目指して、稽古を積んで来たので、とてもうれしいお言葉だった。張り切りすぎて過呼吸になり、胸はプフプフ、脚はフラフラで倒れそうだった。
やはり、1年で5キロも増えた体重と、練習不足が身体にきつかったあ〜〜。おばさん仲間のさとこさんとみえこさんは、毎週ちゃんと稽古して、各地講習会にもくまなく参加しているので、さすがに動きが速い。さとこさんはずいぶん上達していた。
うちのクラブの若造クンが速すぎるのではなく、自分が鈍すぎたのだと気づいた。ショック。
って、ことは、もっとたくさん稽古して、体重も落として、動きが速くなったら、若造クンを、ビシバシ叩きのめすことのできる日が来るかもしれない!?と希望が湧いて来た。
さて、明日は子連れで行って参りますっ。
2007/05/18
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