この本は、前回の『ジジのエジプト旅行』に続くラッシェル・オスファテールさんの第二冊目。調理の学校に通ったり、レストランの厨房で働いたりの時期に訳したので、いつも忙しく、出版社の方にご迷惑をおかけしながらも、本人としてはとても楽しいお仕事となった。出版の記念に、五冊は文研出版さんからいただけるので、指宿の母の住所に送っていただいて、その中から一冊は、指宿市の図書館にも持って行ってもらった。
表紙です。風川恭子さんの描いてくださった、かわいいジャコ |
アルビの街が世界遺産に選ばれたのに併せて、アルビの街全体も大改造を強いられている。それに併せてミーさんのアルビのお店も、新しくなるので、前から雇ってもらえないかという話をしていた。でも、クリスマス前にオープンの予定だった新しいお店は、工事の遅れで、オープンが来年に延びた。大劇場の目の前にあるこれまでの古いケーキ屋さんは、劇場の工事で埃っぽくてうるさいのだが、クリスマスを前にたくさんの人でにぎわっている。わたしは大好きなミーさんのチョコレートのよい香りの中で一日中楽しく働いている。
じつは、10月からは高校と中学で『日本語クラブ』なるものを持たされている。日本のマンガブームで、『マンガクラブ』というのもある。高校ではフランス語の時間に生徒達が『俳句』を習ったらしいので、フランス語のポエムを日本語の俳句や短歌風に書き直し、その句のテーマになっている季語や言葉をお習字で書くというアトリエをやった。今週は、中学校のマンガクラブで、日本のクリスマスについて話をし、折り紙でクリスマスツリーを作った。『日本語クラブ』も『マンガクラブ』も週に一時間ずつなので、それが終わったらダッシュでケーキ屋さんに行く。
時間があれば昼寝をしたいところだが、あまり時間はない。ミーさんのケーキ屋さんに新しい日本人の職人さんが入って来たので、その人とその人の奥様のお世話などもしている。毎日走り回っている。先生じゃなくても師走はやっぱり忙しい。
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