昨日はJPの同僚で、仕事のパートナーであるシルビーの引っ越しだった。
シルビーは虫の博士で、うちの大黒柱(JP)と同額の給料をもらっているキャリアウーマンで、カッコいい。
しかも痩せてて、背が高くて、金髪だ。
(これはけっこうポイントが高い。)
離婚することになったので、2人の子どもと一緒にアルビ近郊に引っ越して来ることになった。
私は前からこの『できる女』には《できる》ということでかすかなジェラシーを抱いていたので、JPが引っ越しの加勢を頼まれて、ちょおっと不機嫌だった。JPには、『輝くように、よくできた女』などにはあまり近寄って欲しくないのだ。こっちの輝きのなさが浮き彫りになって、目移りしたら困るじゃあないの。ううう
前にシルビーの一家と2回か3回食事したことがあって、そのたびに悪夢にうなされている。
しかも、実際にはシルビーはとっても控えめで優しい人なので、悪口にするネタがない。
当日、ノエミが「ママン、私がパパについて行って、2人を見張っておくから」などと言ってついて行った。が、しかし、虫のことなら何でも知ってて、馬を持ってるシルビーが一番好きなのは、何を隠そうこのノエミだ。ノエミも『できる女』に弱い。シルビーの家には男の子が2人いて、ノエミはその子たちにも会いたいのだから、このスパイはあんまりあてにできない。
前より近い所に引っ越してきて、そのうえ新しい家で男手がないとなると、JPはこれからたびたび「ちょっとうちに来て手伝ってえ」と言われるんじゃあないのかしらんと、不安に胸が震えていたら、引っ越しには前のご主人が、新しい彼女といっしょに加勢に来ていたらしい。棚を付けるのも、コンセントを繋ぐのも、前のご主人がやっていて、JPはただひたすらに冷蔵庫やら、洗濯機を運んで帰ってきたらしい。ちなみに、職場の人たちが大勢来ていて、JPだけが手伝いに行ったわけではなかった。ま、そうだろうね。
私がまた悪夢を見たと暗い顔をしているので、JPが、励ますためにこんなことを言ってみる。
「でもね、シルビーはピュレはフレークで牛乳で膨らますやつだし、なんといってもクノールの粉スープなんだよ。」
だからなによ。クノールの粉スープなんか食べたことないくせに。
そりゃあ、私はピュレはジャガイモから、スープだって本物の野菜で作ってますよ。
でも、そーいうセリフはとっても危険な罠のような気がする。
「いい奥さんでいられるうちは、捨てないからさー」と言われているような気が、した。
そして
「家事に手間をかける妻こそ、いい妻である」と聞こえた。実は。
私だってキャリアウーマンをやって、バリバリ男性と同じように働いて、家事は手を抜きたいんです。はっきり言って。
罠にはまって、家事しかできない主婦のまま歳をとり、『できない女』で一生を終わるのはとても悲しいなあ、と思ったりする。(家事が立派にできれば、それはそれで『できる女』なんだけど、何が悪いんだろ?)
今日、モーガンに夕食に誘われて、そういう話をしたら、モーガンがバーベキューの肉をほお張りながら、
「みのりにもいいところがたくさんあるよ」と言ってくれたので、安心した。
持つべきは友である。友達を裏切らないように、期待に応えたいものだなあ。
さて、ピッションさんから新しい本が届いた。
『嵐の中のアメランディアン』(日本語版 仮題)という本だ。
アメランディアンというのは、アメリカのインディアンのことで、ヨーロッパ人がアメリカ大陸荷足を踏み入れてから、どんどん迫害され、追われていった人々だ。
ずっと前に原作の原稿のコピーはもらっていたのだが、いよいよフランスで販売される本が出来上がった。ピションさんのおくさんが描いた表紙絵が美しい。早くこの本を翻訳できたらいいなあ、と思っている。私も、「仕事で忙しいからスープはクノールね」といちおう言えるように、がんばろう。
でも、ブーイングは必至だから、スープは忙しくても野菜で作るだろう。
仕事ができて、そのうえ上手な野菜スープもできたら、例の『できる女』を越えられるかもしれない。
よし、とりあえず、がんばっていこー。
2006/07/30
2006/07/29
レンタカーで悩む
友達の娘さんは車に非常に弱くて、『快適な冷房付きを借りておいて』と頼まれたので、友達のためと、それから従兄たちが来たら10人家族になってしまうことも考えて、ミニバスの予約先を探している。
先日インターネットで予約して、『お客様番号』までもらって安心していたAVISのアルビの事務所が電話してきて、「インターネット予約されたようですが、ご予約のこの日、うちには車がないんですよねえ。どういうことなんでしょうかねえ」と言われた。
そんなことを言われても知らない。インターネット予約はあてにできないから電話しようと考えていた矢先で、「やっぱりそんなことか。。。」とがっかりしてしまった。
雨のおかげで、数日前に比べると10度も低い。午前中は「寒い」なんて言っている。この調子だと、冷房のない車でも大丈夫かもしれない。わたしたちは冷房なんか使ったことがないので、なくてもいいんだけどなあ。。。でも車はボロだからねえ。。。
レンタカーは受け取りの場所や、日付け、時間を買え、車種、値段を換え、電話や、実際に窓口を訊ねるなど、あらゆる手段を使ったのにもうぜんぜん取れない。
友達からはスペインとアルルのホテルの予約も頼まれているけど、そっちは日本で友達にやってもらうことにした。運転とガイドは私で、ホテルと交通費は出すって言うことだったので、ホテルの予約もお願いした。でも一日中レンタカーのことで悩んでいて、電話やメールに振り回されていて、けっこう疲れてきた。
大丈夫なんだろうか。
先日インターネットで予約して、『お客様番号』までもらって安心していたAVISのアルビの事務所が電話してきて、「インターネット予約されたようですが、ご予約のこの日、うちには車がないんですよねえ。どういうことなんでしょうかねえ」と言われた。
そんなことを言われても知らない。インターネット予約はあてにできないから電話しようと考えていた矢先で、「やっぱりそんなことか。。。」とがっかりしてしまった。
雨のおかげで、数日前に比べると10度も低い。午前中は「寒い」なんて言っている。この調子だと、冷房のない車でも大丈夫かもしれない。わたしたちは冷房なんか使ったことがないので、なくてもいいんだけどなあ。。。でも車はボロだからねえ。。。
レンタカーは受け取りの場所や、日付け、時間を買え、車種、値段を換え、電話や、実際に窓口を訊ねるなど、あらゆる手段を使ったのにもうぜんぜん取れない。
友達からはスペインとアルルのホテルの予約も頼まれているけど、そっちは日本で友達にやってもらうことにした。運転とガイドは私で、ホテルと交通費は出すって言うことだったので、ホテルの予約もお願いした。でも一日中レンタカーのことで悩んでいて、電話やメールに振り回されていて、けっこう疲れてきた。
大丈夫なんだろうか。
2006/07/28
観光案内
もうすぐ日本から友達とその娘さん、そして、従兄が家族五人でやって来るので、準備で忙しい。友達はあちこち行きたい場所があって、わたしは連れて行きたいところがまた別にあったりもして、「到着まであと数日」となってからの、ホテルやレンタカーの予約、観光案内所への問い合わせなどなど。。。なかなか忙しい。
連絡くれた早い者勝ちで、従兄の家族ではなく友達を家に泊めることになり、従兄一家には民宿を予約した。お金も使わせるし、不便だし、申しわけない。
ヒントブックスさんから、あかね書房の『こんにちは アグネス先生』の紹介を受ける。
ついでだったので、前から読みたいと思っていた 文研出版の
『ロボママ』 エミリー・スミス 著
『嵐の中のシリウス』 J・H ハーロウ 著
『魔女になんかなりたくない』 マリー・デプルシャン 著
も取り寄せてもらうことにした。
そのほかに
『バイリンガル教育の方法』という本をお願いした。子どもたちの言語習得に関して、少々悩んでいる。従兄たちも来るのに、うちの子どもたちとコミュニケーションが取れないのは、もったいないので、いまちょっと日本語会話を特訓している。
連絡くれた早い者勝ちで、従兄の家族ではなく友達を家に泊めることになり、従兄一家には民宿を予約した。お金も使わせるし、不便だし、申しわけない。
ヒントブックスさんから、あかね書房の『こんにちは アグネス先生』の紹介を受ける。
ついでだったので、前から読みたいと思っていた 文研出版の
『ロボママ』 エミリー・スミス 著
『嵐の中のシリウス』 J・H ハーロウ 著
『魔女になんかなりたくない』 マリー・デプルシャン 著
も取り寄せてもらうことにした。
そのほかに
『バイリンガル教育の方法』という本をお願いした。子どもたちの言語習得に関して、少々悩んでいる。従兄たちも来るのに、うちの子どもたちとコミュニケーションが取れないのは、もったいないので、いまちょっと日本語会話を特訓している。
2006/07/27
い草で ものぐさ
一年以上掛けて、サロン(居間)にする部屋をきれいにして来た。
この家は築100年以上で、外壁は80センチの厚さのある石の家だ。
玄関を入って真っ正面に1.5メートル掛ける7メートルほどの長ーい廊下がある。
一階には台所と物置が二つと居間にするスペース。
木のらせん階段を上がって、二階は全部木の床。
寝室が二つと風呂場と、事務所というか書斎というか、パソコンのある部屋。
居間は、中庭に面していて、入居当時この中庭は一面のセメントでおおわれていた。
セメントを半分はがして、地面がむき出しの庭をもうけた。花壇を作ってトマトも植えた。
セメントの下の地面は湿っぽくて、この湿気は全部居間の壁を這い上り、湿っぽい居間になっていたのだ。家の湿気のせいで、ペンキの状態も、壁の状態も非常に悪い。湿っぽい匂いもあって、大変だった。
100年も住み継がれた家では、ペンキは4回ぐらいは塗り替えられている。
古いペンキを落とすのに、臭くて強い化学薬品を使ったが、臭さと危険度などから、1時間に30センチ四方ずつしかはがせなかった。冬は窓を開けられないので、中断した。
ペンキはがしと中庭のセメントはがしは同時進行で、気が向いた時に気が向いたほうをやった。
今週新しいペンキを塗り直したが、科学的なペンキはやめて、しっくいに自然派の色素を混ぜたものを塗るだけにした。簡単で匂いもなく、お金は掛からず、なんといってもナチュラルだ。湿気予防対策でもある。
床に敷き詰められていたプラスティック製の敷物は、全部取り除いた。かわりに、い草の敷物を買った。カーペットみたいに一枚の広ーい敷物で、部屋の角に合わせて、はさみでジョリジョリ切りそろえた。日本のござの匂いがする。
JPが過度を切りそろえている間、わたしたちは子どもたちと、い草のシートの上で寝っ転がった。
ああ、やっと居間が出来上がった。。。
子どもたちは早くテレビを箱から出してくれと言っている。さて、どうしようか。
この家は築100年以上で、外壁は80センチの厚さのある石の家だ。
玄関を入って真っ正面に1.5メートル掛ける7メートルほどの長ーい廊下がある。
一階には台所と物置が二つと居間にするスペース。
木のらせん階段を上がって、二階は全部木の床。
寝室が二つと風呂場と、事務所というか書斎というか、パソコンのある部屋。
居間は、中庭に面していて、入居当時この中庭は一面のセメントでおおわれていた。
セメントを半分はがして、地面がむき出しの庭をもうけた。花壇を作ってトマトも植えた。
セメントの下の地面は湿っぽくて、この湿気は全部居間の壁を這い上り、湿っぽい居間になっていたのだ。家の湿気のせいで、ペンキの状態も、壁の状態も非常に悪い。湿っぽい匂いもあって、大変だった。
100年も住み継がれた家では、ペンキは4回ぐらいは塗り替えられている。
古いペンキを落とすのに、臭くて強い化学薬品を使ったが、臭さと危険度などから、1時間に30センチ四方ずつしかはがせなかった。冬は窓を開けられないので、中断した。
ペンキはがしと中庭のセメントはがしは同時進行で、気が向いた時に気が向いたほうをやった。
今週新しいペンキを塗り直したが、科学的なペンキはやめて、しっくいに自然派の色素を混ぜたものを塗るだけにした。簡単で匂いもなく、お金は掛からず、なんといってもナチュラルだ。湿気予防対策でもある。
床に敷き詰められていたプラスティック製の敷物は、全部取り除いた。かわりに、い草の敷物を買った。カーペットみたいに一枚の広ーい敷物で、部屋の角に合わせて、はさみでジョリジョリ切りそろえた。日本のござの匂いがする。
JPが過度を切りそろえている間、わたしたちは子どもたちと、い草のシートの上で寝っ転がった。
ああ、やっと居間が出来上がった。。。
子どもたちは早くテレビを箱から出してくれと言っている。さて、どうしようか。
2006/07/26
(一句) 雨が降り、地固まらず、ぐっちゃぐちゃ
昨日のこと、
ケーキを食べ終わって、誕生日当日の朝に買ったばかりのプレゼントを、ゾエにあげたところで、雷が鳴り始めた。
「ああ、今度こそ降ってくれたらいいねえ」
フランス中の願い。
雷が近所に落ちた気配。
風が吹き始めてから、もうボボはびくとも動かない。
ゾエがぎゃあぎゃあ泣く。ノエミがきゃあきゃあ飛び跳ねる。
JPが家じゅうを走り回って、戸締まりや雨漏りを確かめる。
わたしはドアの郵便受けにタオルを突っ込む。この前の時には雨が吹き込んだ。
台所の窓を叩く激しい粒。
直径1センチぐらいのあられが激しく降り始めて、道路は見る見るうちに、大河のようになった。
下水道の水が噴水みたいに穴から吹き上がる。
家の前に止めてある車の窓が、明けっ放しだった。道路の人通りは完全に絶える。
中庭のわたしの小さな花壇が、プールになっている。
あられはどんどん打ち振り、花壇のプールにガラス玉のようなあられが浮いている。
電灯が心細げに、ちらちらしはじめる。ラジオの音が途切れる。
雷はまだ頭の上にいる。ゾエがおへそを隠す。ノエミも、わたしもおへそを隠す。
隣の家の桜が大きく揺れている。
道路を走る四輪駆動車は、台所の窓に水しぶきを飛ばして走る。
ゾエが泣きながら、おそるおそる台所のカーテンを持ち上げる。光る。
1、2、3。。。ノエミが数える。そして、
「ちょっと遠のいたよー」と叫びながら、ボボを見に行く。
ボボの小屋が、ノアの方舟みたいに浮きそうだった。
「パパー、どうにかしてよおー」
父親は何でもできると信じている。
裏口の扉とボボの家の間に、大きな池ができていて、下水が逆流している。
「大丈夫、奥のほうに隠れているみたいだから。」
父親だって濡れたくない。彼が造った小屋は大人四人掛かりでも持てない重さだから、そう簡単には水に浮かない。
空が明るくなって来て、道路に車が行き交い始める。
気がつくと、途切れていたラジオが何ごともなかったかのようにニュースの続きをやっていた。アナウンサーはイスラエルの爆弾の話をして、保険省の大臣が《猛暑の日のご注意》を読み上げていた。
1)水をたくさん飲むこと。
2)顔や腕を濡らすこと。
3)日中は窓も雨戸も閉め切って、家に光を入れず、夕方から夜に掛けて家の中の換気を行なうこと。
4)暑い時間に労働やスポーツなどを行なわず、陰に入って休むこと。炎天の海水浴場には日中行かないこと。
「そして一番大切なことは」と大臣は言う。
「これらの注意を、ご近所や身体の悪い人に伝えてあげてください。そのような人たちのことを気遣ってあげてください。お隣の人に声を掛けてください。」
2003年の猛暑では1万5千人が亡くなった。今年はまだ8月にもなっていないのに、この一週間で40人ぐらい亡くなっている。
雨が降ったら気温が下がるかと思っていたのに、そうでもなかった。
降ったはよいが激しいあられとは。せっかく生え揃って来ていた、わたしの花壇や芝生が全滅した。トマトも傷だらけになり、2個地面に落ちた。
このまま水浸しになって、街も何もかも流されるかもしれない、と一瞬思ったその時に、家族がみんな揃っていてよかった。子どもたちが祖父母に連れられて、うちに戻って来ていた。
みんなでいっしょに居たから、ちっとも恐くなかった。
花壇ぐらいはまた造ればよい。
それにしても、このお天気って一体。。。
ケーキを食べ終わって、誕生日当日の朝に買ったばかりのプレゼントを、ゾエにあげたところで、雷が鳴り始めた。
「ああ、今度こそ降ってくれたらいいねえ」
フランス中の願い。
雷が近所に落ちた気配。
風が吹き始めてから、もうボボはびくとも動かない。
ゾエがぎゃあぎゃあ泣く。ノエミがきゃあきゃあ飛び跳ねる。
JPが家じゅうを走り回って、戸締まりや雨漏りを確かめる。
わたしはドアの郵便受けにタオルを突っ込む。この前の時には雨が吹き込んだ。
台所の窓を叩く激しい粒。
直径1センチぐらいのあられが激しく降り始めて、道路は見る見るうちに、大河のようになった。
下水道の水が噴水みたいに穴から吹き上がる。
家の前に止めてある車の窓が、明けっ放しだった。道路の人通りは完全に絶える。
中庭のわたしの小さな花壇が、プールになっている。
あられはどんどん打ち振り、花壇のプールにガラス玉のようなあられが浮いている。
電灯が心細げに、ちらちらしはじめる。ラジオの音が途切れる。
雷はまだ頭の上にいる。ゾエがおへそを隠す。ノエミも、わたしもおへそを隠す。
隣の家の桜が大きく揺れている。
道路を走る四輪駆動車は、台所の窓に水しぶきを飛ばして走る。
ゾエが泣きながら、おそるおそる台所のカーテンを持ち上げる。光る。
1、2、3。。。ノエミが数える。そして、
「ちょっと遠のいたよー」と叫びながら、ボボを見に行く。
ボボの小屋が、ノアの方舟みたいに浮きそうだった。
「パパー、どうにかしてよおー」
父親は何でもできると信じている。
裏口の扉とボボの家の間に、大きな池ができていて、下水が逆流している。
「大丈夫、奥のほうに隠れているみたいだから。」
父親だって濡れたくない。彼が造った小屋は大人四人掛かりでも持てない重さだから、そう簡単には水に浮かない。
空が明るくなって来て、道路に車が行き交い始める。
気がつくと、途切れていたラジオが何ごともなかったかのようにニュースの続きをやっていた。アナウンサーはイスラエルの爆弾の話をして、保険省の大臣が《猛暑の日のご注意》を読み上げていた。
1)水をたくさん飲むこと。
2)顔や腕を濡らすこと。
3)日中は窓も雨戸も閉め切って、家に光を入れず、夕方から夜に掛けて家の中の換気を行なうこと。
4)暑い時間に労働やスポーツなどを行なわず、陰に入って休むこと。炎天の海水浴場には日中行かないこと。
「そして一番大切なことは」と大臣は言う。
「これらの注意を、ご近所や身体の悪い人に伝えてあげてください。そのような人たちのことを気遣ってあげてください。お隣の人に声を掛けてください。」
2003年の猛暑では1万5千人が亡くなった。今年はまだ8月にもなっていないのに、この一週間で40人ぐらい亡くなっている。
雨が降ったら気温が下がるかと思っていたのに、そうでもなかった。
降ったはよいが激しいあられとは。せっかく生え揃って来ていた、わたしの花壇や芝生が全滅した。トマトも傷だらけになり、2個地面に落ちた。
このまま水浸しになって、街も何もかも流されるかもしれない、と一瞬思ったその時に、家族がみんな揃っていてよかった。子どもたちが祖父母に連れられて、うちに戻って来ていた。
みんなでいっしょに居たから、ちっとも恐くなかった。
花壇ぐらいはまた造ればよい。
それにしても、このお天気って一体。。。
2006/07/25
生き延びること、はや4年、、、
ゾエが4歳になった。
お誕生日はやはり母と過ごしたいというので、ナルボンヌのJPの両親宅へ迎えに行くか、それともカーモーに連れて帰ってもらうか、ずうっと悩んでいた。でも、JPの休み中にサロンの改修を終わらせたかったし、うちのクーラーのない車では高速道路の移動はちょおっと辛かったので、渋っていたら、両親がクーラーのある車で、子どもたちを送ってくれた。2週間もうるさい孫たちの世話をして、疲れていて、早く送り返したかったのかもたのかもしれない。
ナルボンヌから戻ると、いつものごとく、子どもたちの持ち物が増えている。ずいぶん楽しく過ごしたようだ。持ち物は増えているのに、肝心なものを忘れて来た、と言って、ゾエが泣いている。
おもちゃ屋に一緒に行って、自分で選んだ誕生日のプレゼントを、祖父母のミスで玄関に忘れて来たのだった。ノエミはお小遣いで買ったプレゼントもいっしょに置き忘れたらしい。夏休み中に買ってもらったおもちゃも数点忘れた。
「全部まとめてあったのに、出掛けに子どもたちが興奮してうるさくしていたので。」
わかります。わかります。
夏休に入り子どもたちが消えると、わたしはさっそく《隔離病棟(=物置)》から古くなったおもちゃなどを出した。段ボール箱二箱分くらいになったので、早いとこ赤十字に持って行くつもり。小鬼の居ぬ間にと思って掃除した我が家に、これ以上物が増えたら困るので、忘れて来ていただいて、助かった。
親からのゾエへのプレゼントはずっと決まらず、当日の午前中にJPと買いに行った。
ノエミが4歳の時には自転車なんぞを買ってあげたものだったが、ゾエにはノエミのお下がりで我慢してもらっている。ゾエはほとんどお下がりだけで生きている。でも、ノエミはものを大事にするほうだから、あまり不自由はしていない、と思う。
わたしだって三人娘の一番下だったから、お下がりが多かった。小さい頃には文句を言ったのかもしれないが、大人になってからはお下がりをもらって不自由をしたとか、恥をかいたとかいうようなことは思い出さない。
はじめての子どもは、せっかく女の子だったから、きれいな服をたくさん買ってあげたり、手作りしてあげたこともあるが、お下がりをもらうのはいつでもとてもうれしいものだ。フランスにはお下がりをくれるような親戚もいないから、くれるという人がいたら真っ赤な他人でも喜んでもらう。経済的に助かるから、というだけではなくて、親しい人が、大切に使ったものを「これ好きだったけど、あげる」と言われると、とてもうれしくなる。
自分で選んで買ってもらったプレゼントを、大人のミスでもらえず、ゾエはどんなに悔しかっただろうと思う。でも本人は「もう一度お祝いしてもらう」と言って泣くのをやめた。
よし、よし。
前日の夜に作ったイチゴのケーキは、スポンジケーキがうまくできずに、薄っぺらのペラペラになってしまった。わたしのやることにはあまり文句を言わないJPが、ケーキをじっと見て考えている。
「もしかして、おいしそうじゃない?これ?」
「うむ。。。暑いし。。。アイスクリームケーキを買って来てあげよう」
作り直そうと思っていたところに、アイスクリームケーキを買ってくれるとは有り難い。
「パパがおいしいケーキを買ってくれるってー」と喜んでいたら、ゾエが、
「ママンのケーキじゃないといやだ」と言う。
うっ。暑いゾー
材料常備、いつでもOKのチョコレートケーキを作り直した。
オーブンに火を入れて、家の中の温度が上がってしまったが、主役は大喜び。
ろうそくを4本立てた。台所は熱気でムンムンだ。
怪我もせず、大きな病気もせず、すくすくと育っている。
学年末の評価では、「この子は幼稚園で教えることは、すでに何でもできる」と言われた。それで来年度は大きいこのクラスに加えてもらう。小さい子がぐずぐずしていると腹を立てるらしく、気難しいとも言われた。機械的にみんなと同じことをやろうとはしないらしい。孤独を愛する女。父親に似たか?危ないぞ。
2歳ぐらいの時に、幼稚園で撮ったビデオを見せてもらった。子どもたちがおもちゃの自動車を巡って喧嘩を始めたシーンがあった。沢山の中の《その》1台を争って喧嘩をしている。クラスみんながその渦中に呑まれている。泣いたり喚いたり、クラスメートの服を引っぱる子、殴る子もいる。そこに、ゾエがいなかった。カメラは渦中のクラスメートから離れて、ずっと後ろに突っ立ち、難しい顔をして腕組みするゾエにズームを当てる。
「バッカじゃないの」とでも言いたそうな、冷たい薄笑いをしている。
こんな人間が家の中の人口の半分を占めるとなると、先が思いやられる。
お誕生日はやはり母と過ごしたいというので、ナルボンヌのJPの両親宅へ迎えに行くか、それともカーモーに連れて帰ってもらうか、ずうっと悩んでいた。でも、JPの休み中にサロンの改修を終わらせたかったし、うちのクーラーのない車では高速道路の移動はちょおっと辛かったので、渋っていたら、両親がクーラーのある車で、子どもたちを送ってくれた。2週間もうるさい孫たちの世話をして、疲れていて、早く送り返したかったのかもたのかもしれない。
ナルボンヌから戻ると、いつものごとく、子どもたちの持ち物が増えている。ずいぶん楽しく過ごしたようだ。持ち物は増えているのに、肝心なものを忘れて来た、と言って、ゾエが泣いている。
おもちゃ屋に一緒に行って、自分で選んだ誕生日のプレゼントを、祖父母のミスで玄関に忘れて来たのだった。ノエミはお小遣いで買ったプレゼントもいっしょに置き忘れたらしい。夏休み中に買ってもらったおもちゃも数点忘れた。
「全部まとめてあったのに、出掛けに子どもたちが興奮してうるさくしていたので。」
わかります。わかります。
夏休に入り子どもたちが消えると、わたしはさっそく《隔離病棟(=物置)》から古くなったおもちゃなどを出した。段ボール箱二箱分くらいになったので、早いとこ赤十字に持って行くつもり。小鬼の居ぬ間にと思って掃除した我が家に、これ以上物が増えたら困るので、忘れて来ていただいて、助かった。
親からのゾエへのプレゼントはずっと決まらず、当日の午前中にJPと買いに行った。
ノエミが4歳の時には自転車なんぞを買ってあげたものだったが、ゾエにはノエミのお下がりで我慢してもらっている。ゾエはほとんどお下がりだけで生きている。でも、ノエミはものを大事にするほうだから、あまり不自由はしていない、と思う。
わたしだって三人娘の一番下だったから、お下がりが多かった。小さい頃には文句を言ったのかもしれないが、大人になってからはお下がりをもらって不自由をしたとか、恥をかいたとかいうようなことは思い出さない。
はじめての子どもは、せっかく女の子だったから、きれいな服をたくさん買ってあげたり、手作りしてあげたこともあるが、お下がりをもらうのはいつでもとてもうれしいものだ。フランスにはお下がりをくれるような親戚もいないから、くれるという人がいたら真っ赤な他人でも喜んでもらう。経済的に助かるから、というだけではなくて、親しい人が、大切に使ったものを「これ好きだったけど、あげる」と言われると、とてもうれしくなる。
自分で選んで買ってもらったプレゼントを、大人のミスでもらえず、ゾエはどんなに悔しかっただろうと思う。でも本人は「もう一度お祝いしてもらう」と言って泣くのをやめた。
よし、よし。
前日の夜に作ったイチゴのケーキは、スポンジケーキがうまくできずに、薄っぺらのペラペラになってしまった。わたしのやることにはあまり文句を言わないJPが、ケーキをじっと見て考えている。
「もしかして、おいしそうじゃない?これ?」
「うむ。。。暑いし。。。アイスクリームケーキを買って来てあげよう」
作り直そうと思っていたところに、アイスクリームケーキを買ってくれるとは有り難い。
「パパがおいしいケーキを買ってくれるってー」と喜んでいたら、ゾエが、
「ママンのケーキじゃないといやだ」と言う。
うっ。暑いゾー
材料常備、いつでもOKのチョコレートケーキを作り直した。
オーブンに火を入れて、家の中の温度が上がってしまったが、主役は大喜び。
ろうそくを4本立てた。台所は熱気でムンムンだ。
怪我もせず、大きな病気もせず、すくすくと育っている。
学年末の評価では、「この子は幼稚園で教えることは、すでに何でもできる」と言われた。それで来年度は大きいこのクラスに加えてもらう。小さい子がぐずぐずしていると腹を立てるらしく、気難しいとも言われた。機械的にみんなと同じことをやろうとはしないらしい。孤独を愛する女。父親に似たか?危ないぞ。
2歳ぐらいの時に、幼稚園で撮ったビデオを見せてもらった。子どもたちがおもちゃの自動車を巡って喧嘩を始めたシーンがあった。沢山の中の《その》1台を争って喧嘩をしている。クラスみんながその渦中に呑まれている。泣いたり喚いたり、クラスメートの服を引っぱる子、殴る子もいる。そこに、ゾエがいなかった。カメラは渦中のクラスメートから離れて、ずっと後ろに突っ立ち、難しい顔をして腕組みするゾエにズームを当てる。
「バッカじゃないの」とでも言いたそうな、冷たい薄笑いをしている。
こんな人間が家の中の人口の半分を占めるとなると、先が思いやられる。
2006/07/21
新学期の問い合わせ
新学期は9月、フランスでは気分下り坂の秋に新しい年度が始まる。
夏休みが2ヶ月もあって、たるんでしまった根性を、すがすかしい秋にスパーっと切り替える、ことになっている。
もう、5年以上ずっとお世話になっている商工会議所から、はがきが来た。
「9月の13日と14日に、例年どおりのただレッスンがありますので、参加してください」
毎年9月に商工会議所の語学センターでは、新聞などでも大きく報道して《お試し無料レッスン》が行なわれる。ここで募集の目安を立てて、10月から新しいクラスが始まるのが通例だ。
来年度も雇ってもらうことにはなっている。生徒が集まれば、のはなし。
生徒が3人以上集まらないと、モトが取れないからクラスが設けられないと、10月には始められなかった年度もあった。だが、この前生徒に支払いの小切手を預かって、判明した事実を考えると、個人で人を集めて《ブラック(闇屋?)》で働いたほうがよさそう?という気もして来る。
ちょっとそんな気がしただけ。
ちゃんとした教室や、視聴覚教室もあり、ホワイトボードも教壇もある場所で《センセイ》やるのと、お茶飲みながらだらだら《友達付き合い》でやるのとでは、内容にも結果にも大きく差が出るものだ。グループレッスン、しかもほぼプライベートとかわらない4ー5人のクラスで勉強するメリットはたくさんある。
一度、個人レッスンを電話で申し込んで来た女性があって、その人の仕事が終わって、夜の時間に会う約束をして、アパートを訪ねて行ったことがある。約束の時間にドアを叩き、名前を呼んでいたら、隣の人が出て来て「そこに住んでいるのは、どちらも男性のカップルですよ」と言われてしまった。
次の日に同じ女性から「どうして来てくれなかったの?待っていたのに」と言われて、「どうしてうそをついたの?あそこには住んでいないでしょう?」と言ったら、「絶対に住んでいる。ずっと待っていた」と怒ったように言われた。
気持ち悪かったので、もう二度と夜のプライベートレッスンは引き受けないことにした。プライベートレッスンは、ちゃんと約束どおり毎週忘れずにお金をくれる親がバックに控えている、中・高校生だけにしている。
個人レッスンでしばらく勉強して、高校卒業試験で日本語を受けたポリーヌさんから連絡があった。バカロレアの試験は20点満点の17.5点だった。なかなかの成績だった。8月に福岡に留学することになったので、その節はどうぞよろしく。
アルビの商工会議所に続き、トゥールーズの商工会議所からも連絡があった。24日から宣伝を出し、人が集まれば来てくれとのこと。交通費も出すし、お給料もアルビに劣らない歓迎をするから、トゥールーズまで来て欲しいと言われた。(片道2時間ぐらいなので、週に2時間の授業程度だったら行きたくない)ロデーズの商工会議所からの紹介とのこと。いちおう形式的なことで、履歴書を出して欲しいと言われて、すぐに送った。返事待ち。
本当は翻訳のほうをもっともっとやりたいのに。まあ、来るものは拒まず。仕事がもらえるんだったらやる。《初級日本語》ならもう18年ぐらいはやっている。嫌いじゃないからやれているんだろう。呼ばれるうちが、華。そろそろ新学期の準備もしなければならない。
地道にやっていれば実もなるでしょう。損得なしで今学期やって評判を得たら、次回からは特に繋がるかもしれないじゃあないの。でも夢が遠のくのは辛いので程々にしたい。人生はそーんなに甘くない。(って、このわたしが言うんだから、これはホントーです)
夏休みが2ヶ月もあって、たるんでしまった根性を、すがすかしい秋にスパーっと切り替える、ことになっている。
もう、5年以上ずっとお世話になっている商工会議所から、はがきが来た。
「9月の13日と14日に、例年どおりのただレッスンがありますので、参加してください」
毎年9月に商工会議所の語学センターでは、新聞などでも大きく報道して《お試し無料レッスン》が行なわれる。ここで募集の目安を立てて、10月から新しいクラスが始まるのが通例だ。
来年度も雇ってもらうことにはなっている。生徒が集まれば、のはなし。
生徒が3人以上集まらないと、モトが取れないからクラスが設けられないと、10月には始められなかった年度もあった。だが、この前生徒に支払いの小切手を預かって、判明した事実を考えると、個人で人を集めて《ブラック(闇屋?)》で働いたほうがよさそう?という気もして来る。
ちょっとそんな気がしただけ。
ちゃんとした教室や、視聴覚教室もあり、ホワイトボードも教壇もある場所で《センセイ》やるのと、お茶飲みながらだらだら《友達付き合い》でやるのとでは、内容にも結果にも大きく差が出るものだ。グループレッスン、しかもほぼプライベートとかわらない4ー5人のクラスで勉強するメリットはたくさんある。
一度、個人レッスンを電話で申し込んで来た女性があって、その人の仕事が終わって、夜の時間に会う約束をして、アパートを訪ねて行ったことがある。約束の時間にドアを叩き、名前を呼んでいたら、隣の人が出て来て「そこに住んでいるのは、どちらも男性のカップルですよ」と言われてしまった。
次の日に同じ女性から「どうして来てくれなかったの?待っていたのに」と言われて、「どうしてうそをついたの?あそこには住んでいないでしょう?」と言ったら、「絶対に住んでいる。ずっと待っていた」と怒ったように言われた。
気持ち悪かったので、もう二度と夜のプライベートレッスンは引き受けないことにした。プライベートレッスンは、ちゃんと約束どおり毎週忘れずにお金をくれる親がバックに控えている、中・高校生だけにしている。
個人レッスンでしばらく勉強して、高校卒業試験で日本語を受けたポリーヌさんから連絡があった。バカロレアの試験は20点満点の17.5点だった。なかなかの成績だった。8月に福岡に留学することになったので、その節はどうぞよろしく。
アルビの商工会議所に続き、トゥールーズの商工会議所からも連絡があった。24日から宣伝を出し、人が集まれば来てくれとのこと。交通費も出すし、お給料もアルビに劣らない歓迎をするから、トゥールーズまで来て欲しいと言われた。(片道2時間ぐらいなので、週に2時間の授業程度だったら行きたくない)ロデーズの商工会議所からの紹介とのこと。いちおう形式的なことで、履歴書を出して欲しいと言われて、すぐに送った。返事待ち。
本当は翻訳のほうをもっともっとやりたいのに。まあ、来るものは拒まず。仕事がもらえるんだったらやる。《初級日本語》ならもう18年ぐらいはやっている。嫌いじゃないからやれているんだろう。呼ばれるうちが、華。そろそろ新学期の準備もしなければならない。
地道にやっていれば実もなるでしょう。損得なしで今学期やって評判を得たら、次回からは特に繋がるかもしれないじゃあないの。でも夢が遠のくのは辛いので程々にしたい。人生はそーんなに甘くない。(って、このわたしが言うんだから、これはホントーです)
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